ウィリアム皇太子一家の転居先、「フォレスト・ロッジ」はどんな場所?
Celebrity 2025.08.20
ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃は現在の住まいであるアデレード・コテージを離れ、王立公園のウィンザー・グレート・パーク内にある美邸、"フォレスト・ロッジ"へ転居する予定だ。皇太子一家にとっての"新章"が始まろうとしている。
ウィンザー・グレート・パーク内にあるフォレスト・ロッジ。photography: Heritage Images/Getty Images
ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃は新たな生活への準備を始めた。住んで2年になるアデレード・コテージから、広大な王立公園のウィンザー・グレート・パーク内にある邸宅へ引っ越そうとしているのだ。森に囲まれた自然豊かな環境に建つジョージアン様式の"フォレスト・ロッジ"へは、3人の子どものジョージ王子、シャルロット王女、ルイ王子と共に遅くともクリスマスまでには入居する予定だ。皇太子妃がガンにかかり、王室内にも大きな変化があった試練の日々を経たからこそ、今回の引っ越しは象徴的とも言える。ここが夫妻の"終の住処"になるのではとすでに多くの人からささやかれている通り、広さ、静けさ、プライバシーの面で申し分ない場所だ。
ウィンザー・グレート・パーク内のフォレスト・ロッジ周辺。photography: Getty Images
自然に囲まれた歴史的建造物
1770年代に建てられたフォレスト・ロッジは人々の憧れであり、時には噂の対象にもなってきた。整然と並んだ窓や6本の高い煙突が印象的な赤レンガ造りの建物内部は典型的なジョージアン様式だ。アーチ型天井、精巧な装飾コーニス、大理石の暖炉、広いレセプションルームを持つこの邸宅は2000年代初頭に建設当初の趣を残したまま修復された。歴史的建造物として登録された邸宅の窓の外には森林や田園風景が広がり、遠くにウィンザー城を望む。敷地内には馬場やテニスコート、小さな湖もあり、家族が静かに暮らすのにうってつけの環境が整っている。
ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃は賃貸料や入居にあたっての改修費用を自ら負担することで無用な論争を避け、独立性を保った。具体的な作業としては間仕切りの撤去、建具造作や暖炉の修繕などが行われている。アデレード・コテージと同じく屋敷内にスタッフが常駐することはなく、家族での暮らしを最優先に家庭的で暖かな雰囲気を大切にするようだ。
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2001年のフォレスト・ロッジ改修風景。photography: John Stillwell - PA Images/Getty Images
2001年のフォレスト・ロッジ改修風景。photography: John Stillwell - PA Images/Getty Images
フォレスト・ロッジを選んだところに皇太子夫妻の想いが感じられる。それは子どもたちが自然に囲まれた場所で安心して暮らせることだ。キャサリン皇太子妃はよく自然を"聖域"になぞらえたりしている。数々の試練を経てようやく心安らぐ未来に目を向けられるようになった皇太子一家にとって、この家は数々の素敵な思い出を紡ぐ場所となるかもしれない。
2001年のフォレスト・ロッジ改修風景。photography : John Stillwell - PA Images/Getty Images
2001年のフォレスト・ロッジ改修風景。photography : John Stillwell - PA Images/Getty Images
From madameFIGARO.fr
text: Maelys Lefeuvre (madame.lefigaro.fr)