【ダイアナ妃のティアラ】キャサリン皇太子妃、トランプ大統領夫妻の晩餐会で優雅さを放った「神々しいドレス」とは?
Celebrity 2025.09.19
水曜日の夜、キャサリン皇太子妃は再び注目を集めた。アメリカ大統領夫妻を迎えて催された国賓晩餐会に招かれた彼女は、ブライダルドレスを専門とするデザイナーのドレスに身を包み、由緒あるアイテムを添えて華やかさをさらに際立たせた。
2度目の国賓訪問の初日にバークシャー州のウィンザー城に到着したトランプ大統領とメラニア夫人を迎えるキャサリン皇太子妃。(2025年9月17日、イギリス)photography: PA Photos/ABACA
2025年9月17日、チャールズ3世とカミラ王妃がトランプ大統領夫妻を迎えて、ウィンザー城の豪華なセント・ジョージ・ホールで国賓晩餐会を催し、約160名の厳選された招待客が出席した。キャサリン皇太子妃は、この非常に格式高い場でため息が出るほど優雅なクチュールドレスに身を包み、再び視線を釘付けにした。
花嫁のような装い
この格式高い場に、キャサリン皇太子妃はフィリッパ・レプリーによる洗練されたクチュールドレスを選んだ。オートクチュールのブライダルドレスを専門とする英国人デザイナーは、その卓越した技術を駆使して、シルククレープとゴールドのシャンティイレースのケープを組み合わせた華麗なシルエットを生み出した。レースはすべて手刺繍で仕上げられている。オーダーメイドで仕立てられ、「ダーリン」と名付けられたこのドレスは、王室ファッションの歴史に刻まれることがすでに予感される一着だ。
しかし、彼女の装いの主役は、伝説の「ラヴァーズ・ノット・ティアラ」だった。完璧に整えられた髪の上に堂々と載せられたこのティアラは、1914年にガラード社がメアリー王妃の依頼で真珠とダイヤモンドを用いて制作したもので、ダイアナ妃がたびたび身に着けたことで世に知られるようになった。ダイアナ妃はその重さで頭痛を感じることもあったと語っている。その後、このティアラはキャサリン皇太子妃に受け継がれた。また、装いを一層華やかに見せるため、チャールズ3世から叙勲された王室家族勲章、エリザベス女王から叙勲された王室家族勲章、そしてロイヤル・ヴィクトリア勲章最高位デイム・グランド・クロスの星章と勲帯も身に着けていた。
一方、ウィリアム皇太子も礼装に身を包み、完璧な装いで会場に現れた。青いガーター勲章の勲帯やレッサー・ジョージ勲章のメダル、そして複数の軍事勲章がその姿を一層引き立て、王宮の格式と伝統を力強く、誇り高く際立たせていた。
長年お気に入りのエミリア・ウィクステッド
キャサリン皇太子妃はその数時間前、エレガントなエミリア・ウィクステッドのファッションアイテムですでに注目を集めていた。ボルドー色のコートドレスに、同色の帽子とヴィンテージのシャネルバッグを合わせ、完璧にコーディネートしていた。その上品な装いに注目が集まったものの、そのアイテム選びには驚きはない。というのも、キャサリン皇太子妃は何年にもわたり、ニュージーランド出身のこのデザイナーのアイテムをずっと愛用してきたからだ。昨年5月のバッキンガム宮殿ガーデンパーティで着用した淡い黄色のドレスもインド公式訪問の2日目に選んだ印象的なふんわりとした白いドレスもエミリア・ウィクステッドによるもので、彼女の気品あふれるファッションを象徴するシグネチャーアイテムのひとつとなっている。
再び、キャサリン皇太子妃は生まれながらの気品を改めて示し、同時に注目を集めるメラニア夫人の洗練ぶりに負けない輝きを放った。今後、ふたりの公の場での登場は、見逃せないファッションイベントとなりそうだ。
From madameFIGARO.fr
text: Augustin Bougro (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi