「日本の皇族の女性に課せられた非常に厳しい規則」フランスでの報道とは?
Celebrity 2025.09.12
成年を迎えた秋篠宮家の悠仁さまの儀式をきっかけに、日本の皇室女性に課せられる厳格な規則に再び注目が集まっている。
日本の皇室の未来は、彼にかかっている。先週の土曜日、悠仁さまは、成人を迎える伝統的な儀式に臨まれた。その儀式は華やかでありながらも厳粛な雰囲気の中で行われた。悠仁さまは前年に18歳の誕生日を迎えていたが、学業を終えるのを待って、この儀式に臨まれた。9月6日、悠仁さまはまず、皇族の未成年用の浅黄色の装束をまとい、東京・皇居の大広間に進み出て、伯父である天皇陛下と皇后雅子さまの前に姿を現した。
その後、成年の象徴とされる黒漆塗りの絹の冠が悠仁さまの頭に載せられた。悠仁さまは「成年皇族の一員としての責任を自覚し、務めを果たしてまいります」と宣言された後、今度は成年皇族にのみ許される黒の伝統的な装束を着用した。この日は重要な節目でもあった。なぜなら、天皇陛下の甥である悠仁さまは、皇位継承順位第2位であり、父である秋篠宮さまに次ぐ唯一の若い男性皇位継承者だからだ。
女性による権力行使は認められていない
日本の皇室は、現行憲法の下で首相が政治を担う立憲君主制の国に属しており、政治的権力は持たない。しかし、皇室は依然として強い象徴的価値を持ち、厳格な規則に縛られている。そのひとつが、1947年の法律で定められた女性の皇位継承の禁止であり、これは国内外で広く批判されている。このため、23歳で天皇陛下の一人娘である愛子さまは、父に次ぐ最も正当な皇位継承者と考えられるが、女性であるため即位することはできない。
AFP通信によると、「皇位継承の問題は、日本で何十年にもわたって議論されてきた。2005年には政府の委員会が、皇位は性別にかかわらず長子が継ぐべきだと勧告した。この決定は天皇の娘に道を開くかに思われたが、翌年の悠仁さまの誕生によって議論は終息した」と報じられている。しかし、共同通信社の世論調査によれば、日本人の9割が女性天皇の即位に賛成しているようだ。「天皇が女性であろうと男性であろうと何の違いもない」と、東京のバーテンダーは報道機関に語った。またある人は「性別は関係ない」と述べた。
慣例に反する結婚
皇族の女性に関するもうひとつの規則として、皇族以外の人と結婚すると皇族の身分を失うというものがある。最も分かりやすい例が、悠仁さまの姉である眞子さまだ。眞子さまは大学時代に出会った恋人と結婚し、アメリカで共に生活している。しかし、皇族の特権を放棄する女性には、最大で1億5300万円もの高額な一時金が支給されるケースがある。眞子さまは2021年に民間人の小室圭さんと結婚したが、この一時金は辞退している。
神道によれば、日本の天皇は太陽の女神・天照大神の子孫であり、その血筋は2600年以上にわたるとされる。世界最古の王朝であると、2024年6月の仏雑誌「GEO」は報じている。これが、日本の皇室が近代化に苦労している理由のひとつかもしれない。近年、規則が緩やかになってきた英国王室とは対照的である。
From madameFIGARO.fr
text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi