「私のスピリチュアルな旅に参加してください」マドンナ、カバラ数秘術教師にキャリアチェンジ!?
Celebrity 2025.10.05
10月1日、ポップの女王マドンナはInstagramに動画を投稿し、自身の新たな活動であるカバラの教師としての取り組みを発表した。カバラはユダヤ教の神秘思想の一派で、彼女が人生に意味を見出す助けとなったものだ。
一緒に人生の秘密を探るスピリチュアルな旅に出ませんか。私の新しい講座『ゾーハルの神秘学』は現在、私の長年のカバラの師であるエイタン・ヤルデニ(@eitanyardeni)とともに Kabbalah.comで公開中です。
マドンナはまだまだファンを驚かせ続けている。10月1日、67歳の歌手はInstagramを更新したが、それはアルバムのリリースでもツアーの発表でもなく、自身の新たな活動であるカバラの教師としての取り組みを告知するためだった。カバラは、ユダヤ教に伝わる神秘主義思想で、彼女は娘ローデスが生まれる前の1996年に学び始めている。
月額30ドル
「一緒に人生の秘密を探るスピリチュアルな旅に出ませんか。私の新しい講座『ゾーハルの神秘学』は現在、私の長年のカバラの師であるエイタン・ヤルデニとともに Kabbalah.comで公開中です」と、ポップの女王は動画のキャプションに綴った。その動画では、彼女がエイタン・ヤルデニの向かいに座り、鼻に眼鏡をかけ、暗がりの中で本(おそらくユダヤ教の聖書)の前に座っている様子が映されている。
「今晩のプログラムは何ですか?」と彼女は相手に尋ねた。すると相手は、「許しの力」というテーマについて語り始めた。このテーマは彼女にとって特に心に響くものだった。「相手をひとりの人間として見なければなりません」とマドンナは断言する。「つまり、相手に苛立ちを感じたり、つい仕返ししたくなったりする度に、私はこう自分に言い聞かせるのです。『かつては相手も小さな子どもで、美しい存在だった』と。そのことを思い出すと、相手をひとりの人間として見ることができるのです。」
この短い抜粋は、マドンナがファン向けに提供するカバラのマスタークラスの一部を紹介したものだ。月額の推奨料金は30ドル(約4400円)だが、それより多く支払っても少なく支払っても自由で、収益はマドンナ本人には渡らず、他の人が講座を受けられるように活用される。
この発表は、マドンナのインタビューが放送されてからわずか数日後のことだった。そのインタビュー内容は、完全にスピリチュアリティに焦点を当てたものだった。ポップの女王は、元ヒンドゥー教の僧侶で現在はライフコーチとして活動するジェイ・シェティのポッドキャスト番組「On Purpose with Jay Shetty」で、自身の神秘的な旅路とカバラの研究に傾倒するようになったきっかけについて語った。「成功するには、スピリチュアルである必要があります。成功とは、スピリチュアルな人生を送ること、それだけです。私がスピリチュアルでなかったら、いまの私はありません」と彼女は断言した。
マドンナは、自身が人生の最も暗い時期を乗り越えられたのはスピリチュアルな力のおかげだと考えている。そのひとつが、元夫ガイ・リッチーとの間で繰り広げられた息子ロッコの親権をめぐる法廷闘争だった。彼女はその苦しみのあまり、自殺まで考えたという。「結婚がうまくいかなかったこと自体は、多くの人にも起こることだけれど、誰かに子どもを奪われるくらいなら殺されたほうがましだとさえ思っていたの」と振り返っている。しかし、信仰のおかげで、マドンナは立ち直るための力を見つけることができた。そしていま、その力をファンにも伝えたいと願っている。
From madameFIGARO.fr
text: Solene Delinger (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi