イーロン・マスクの娘がファッションショーに登場するも、存在はすぐにかすんでしまった。
Celebrity 2025.10.13
イーロン・マスクの娘、ヴィヴィアン・ウィルソンは9月初めにニューヨークのファッションウィークでデビュー。その後、パリのカサブランカのコレクション会場には観客としてやってきた。
カサブランカ2026年春夏コレクションにて、左から:カーリータ、セントラル・シー、ビービー・トリックス、ヴィヴィアン・ウィルソン。(パリ、2025年10月1日)photography: Pierre Suu /Getty Images
コレクション会場のアメリカン・カテドラルにヴィヴィアンはいつの間にか到着しており、彼女が来ていることすら見落としかけた。しかしながら10月1日にパリで開催されたカサブランカ2026年春夏コレクションの最前列に座っていたのは、まさにヴィヴィアン・ウィルソンだった。スペースXのオーナーである父イーロン・マスクから勘当された娘は数週間前にニューヨーク・ファッションウィークでランウェイデビューしたばかり。パリではこの日、最前列デビューした。
ラッパー軍団
ところがラッパーのセントラル・シーが華々しく会場にやってきて、すべてのカメラやビデオを独占してしまったため、ヴィヴィアンの存在はすっかり影が薄くなってしまった。TikTok世代が熱狂的に支持する27歳のイギリス人ラッパーはファッションウィーク開幕以来、神出鬼没だ。9月22日にはロンドンのバーバリーのショーに現れ、1週間後には名門サンローランのショーの最前列に登場。10月1日のカサブランカのショー会場に彼が姿を見せると誰もが注目し、ヴィヴィアン・ウィルソンをはじめとする他のセレブはかすんでしまった。
ブロンドのロングヘアを両肩に流した21歳のヴィヴィアンは、もこもこしたペールピンクのオールインワンに身を包み、周囲を気にすることなくショーを楽しんでいる様子だった。カテドラルに響き渡るゴスペルのリズムに合わせて頭を振り、モデルの何人かに微笑みかけ、時には服をよく見ようと身を乗り出していた。隣席の人たちに一言も話しかけなかったのは、恥ずかしかったのか......あるいは、隣に座ったアーティストのビービー・トリックスがショーの間ずっと、セントラル・シーにささやくのに夢中だったからかもしれない。
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text: Augustin Bougro (madame.lefigaro.fr)