即完売したキム・カーダシアンの下着、議論を巻き起こした理由は?!
Celebrity 2025.10.17
今週、キム・カーダシアンのファンたちは、彼女のブランドSKIMSのサイトに登場した新商品に驚愕した。それはなんとフェイクの陰毛がついたショーツだった。
キム・カーダシアンは、またしても「挑発の女王」であることを証明した。昨年7月、自身のブランドSKIMSから「フェイスラップ」と呼ばれる、顔を引き締めるとされるフェイシャル補正器具を発売して話題をさらった彼女が、今回はさらに世間を驚かせている。その理由は、誰も予想しなかった新作アイテム、「フェイクヘア・マイクロストリングソング(フェイクの陰毛付きショーツ)」を発表したからだ。価格は1枚42ユーロ(約7300円)。この下着は、複数の「毛色」バリエーションで展開されており、ブラウン、レッド、ブロンド、ライトブラウンなどが用意されている。ショーツの紐部分の色とマッチするようにデザインされており、毛の質感も「ストレート」と「カーリー」の2タイプがあるという。
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挑発的な演出
「大胆な新作"フェイクヘアショーツ"で、あなたの"ふさふさ部分"を好きな色にできます!」
そんなキャッチコピーとともに、SKIMSの公式Instagramには広告動画が投稿された。映像の演出はきわめて官能的で、1970年代のテレビ番組をパロディ化した設定になっている。その番組のタイトルはユーモラスに「上と下はおそろい?」というもので、司会者が観客に「ステージ上の女性たちの"下の毛"は、髪の色と同じだと思う?」と質問するという内容だ。
マーケティング戦略?
予想通り、この新作下着の発表は、SNS上で波紋を呼んだ。驚きや呆れの声、あるいは笑いを誘う反応まで、さまざまなコメントが寄せられている。「ひどい」「キム、これは本当に恥ずかしい」「本当に? マジ? ばかばかすぎる」「絶望的」「何年もレーザー脱毛したのに、いまこれって......」「キム、あなた大好きだけど、これはやりすぎ。賛成できない」など、多くのネットユーザーが憤慨した。
また、どんな女性が本当にこんな下着を履きたいと思うのか疑問に思う人も。「キム、市場調査を見せてよ。一体誰がこんなもの必要なの?」「脱毛に苦労しているのに、なぜ毛を生やすために金を払うの?」といったコメントが寄せられている。一方、キム・カーダシアンのビジネスウーマンとしての才能を称賛する声も上がっている。この新製品は、彼女自身と彼女のブランドを話題にし、売り上げを伸ばすためだけに発売されたのだと考える人々もいる。「彼女はみんなを困惑させている。それがたまらなく好き」「人々をコンテンツに引き込み、SKIMSのサイトへ誘導する。彼女はマーケティングの天才だわ」と、キム・カーダシアンのファンたちは分析している。
動機はどうであれ、キムは勝負に勝った。フェイクの陰毛付きショーツの全モデルは、オンライン発売からわずか24時間足らずで完売してしまったのだ。しかも、画期的なアイデアを生み出したわけではない。キム・カーダシアンが参考にしたのは、いわゆる「マーキン(陰毛を模したカツラ)」だ。これは15世紀にはすでに娼婦たちが使用しており、性病を避けたり、性感染症による皮膚の損傷を隠したりするためのものだった。
From madameFIGARO.fr
text: S.D. (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi