キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子、サウスポートでお揃いのブレスレットに刻まれた言葉とは?

Celebrity 2025.10.18

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サウスポートのダンス教室で3人の命が奪われた刺傷事件から1年後、キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子は現地を訪れ、犠牲者の家族たちと面会した。心に響く訪問となり、彼らは思い出を胸にその場を後にした。

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2025年9月23日、キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子がサウスポートで着用した「ビービーズ・ハイヴ」のブレスレット。photography: Noble Phil/PA Photos/ABACA

特別な思いの詰まった贈り物。2024年7月29日にサウスポートで発生した致命的な刺傷事件から約1年後、ウィリアム皇太子夫妻はイングランド北部のこの町を訪れた。現地では、夫妻は犠牲となった3人の子ども、ビービー(6歳)、エルシー(7歳)、アリス(9歳)の幼稚園と小学校を訪問し、家族たちとプライベートで面会した。

到着すると、キャサリン皇太子妃はいつものように注目の的となった。そして今回は、観察眼の鋭い人々の目と好奇心を引くアイテムをさりげなく身につけていた。普段のジュエリーに加え、左手の薬指に重ねづけした4つの指輪のほか、左手首に白とゴールドのプラスチックビーズのブレスレットを身につけていた。また、夫のウィリアム皇太子も同じものを右手首に着けていた。

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「ビービーズ・ハイヴ」

ふたりが身につけていたブレスレットは、偶然ではなかった。このビーズのブレスレットには、3人の犠牲者のうちのひとり、ビービーにちなんで設立された団体 「ビービーズ・ハイヴ(Bebe's Hive)」(「ビービーの巣箱」の意味) の名前が書かれていた。ビービーの母親であるローレン・キング氏が、ウィリアム皇太子夫妻とのプライベート面会の際に贈ったものである。キング氏は 英ニュースサイト「GB News」に対し、「本当に特別なものでした。私たちは、この学校でビービーがこれほどまでに称えられたこと、そしてウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃がそれを支持し、ここに来てくださったことに心から感謝しています。本当に素晴らしい体験でした」と語った。

ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃は、ブレスレットを1、2時間だけ身につけていたのではなく、一日中着用し、その支援の意志をはっきりと示した。王位継承者であるウィリアム皇太子は被害者の両親に向けたスピーチでこう述べた。「皆さんは優雅さと勇気をもって前進し、お嬢さんたちのために素晴らしい未来を築き上げています。私たちはこれからもずっと皆さんを支え続けます。」物としての金銭的価値は高くないブレスレットだが、その象徴的な意味合いは非常に強い。

サウスポートの悲劇は、キャサリン皇太子妃が化学療法を終えた後、公務に復帰する契機となった。2024年10月には、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子の母である彼女自身も現地を訪れ、被害者に敬意を表した。常に被害者や遺族に寄り添う、彼女らしい支援の姿勢がうかがえる。

From madameFIGARO.fr

text: Louise Ginies (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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