スペインのレオノール王女、式典で着用したH&Mのドレスが話題に。

10月24日（金）、スペイン王室のメンバーたちは「アストゥリアス王女賞」の授賞式のため、オビエドに集まった。王位継承者のレオノール王女はエレガントな装いで登場した。

アストゥリアス王女賞のブルーカーペットに登場したスペインのレオノール王女。（2025年10月24日、オビエド）photography: Clares Chema/GTres/ABACA

この日のキーワードは「エレガンス」だった。10月24日（金）、スペイン王室のメンバーたちはオビエドに集まり、「アストゥリアス王女賞」の授賞式に出席した。このイベントは、アストゥリアス州の首都にあるカンポアモール劇場で毎年開催されるもので、アストゥリアス王女財団が運営している。この財団の名は、2014年、レオノール王女が父フェリペ6世の即位とともに継承した称号に由来する。アストゥリアス王女賞はスペインで最も権威ある文学賞として知られており、王女にとっても非常に重要な行事である。

両親であるスペイン国王フェリペ6世とレティシア王妃、妹のソフィア王女、そして祖母のソフィア王太后に囲まれながら、レオノール王女はこのイベントのブルーカーペットでひときわ注目を集めた。文学賞の授与式に臨むため、スペイン王位継承者である彼女はいつものパンツスーツを封印し、H&Mのバイオレット色のジャカード柄ミディドレスを選んだ。そのドレスはわずかにフレアが入ったエレガントなデザインだった。

アストゥリアス王女賞の授賞式に出席した、ソフィア王太后、レオノール王女、国王フェリペ6世、レティシア王妃、そしてソフィア王女。（2025年10月24日、オビエド）photography: Clares Chema/GTres/ABACA

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ヴェールと秋色の装い

この日のイベントでは、王室の女性たち全員がそれぞれ印象的な装いを選んでいた。レオノール王女がバイオレットのドレスで注目を集める一方、妹のソフィア王女もまた、優雅さあふれるスタイルを披露した。彼女が選んだのは、スペインブランド「Miphai（ミファイ）」のワインレッドに近いボルドー色のドレスで、肩に軽やかにかかるヴェールがスカートの裾まで流れるように続くデザインだった。一方、レティシア王妃は、今年7月にマドリードで着用したことのあるスペインブランド「Sybilla（シビラ）」の黒いドレスを再びチョイス。衣装の輪郭に沿って繊細なヴェールがあしらわれた、体のラインに沿って優雅なシルエットを描く一着だった。国王の母であるソフィア王太后は、スパンコール刺繍が施されたアイボリーのパンツスーツを身にまとい、スペインらしい洗練されたスタイルを見せていた。

From madameFIGARO.fr