キャサリン皇太子妃が休戦記念日の式典に出席。 気品あふれる装いで、英国王室の優雅さを体現。
Celebrity 2025.11.14

イギリスのスタッフォードシャーにある国立記念植物園では第一次世界大戦休戦記念日の式典が行われ、キャサリン皇太子妃はその服装でも戦没者への敬意を表した。

イギリス国立記念植物園で、第一次世界大戦休戦記念日の式典に出席したキャサリン皇太子妃。(アルルワス、2025年11月11日)photography: Mark Cuthbert / UK Press via Getty Images
2025年11月11日、スタッフォードシャーの国立記念植物園で第一世界大戦休戦記念日の式典が行われた。出席したキャサリン皇太子妃は強い義務感の持ち主。初めて単独で出席したこの式典で堂々と振る舞い、手書きのメッセージを添えた献花を優雅に行うと、2分間の黙とうを捧げた。ウィリアム皇太子が欠席するなかで、皇太子妃の存在はその象徴的な服装と相まって際立っていた。
伝統的な軍服へのオマージュ
服装に意味をこめることを好むキャサリン皇太子妃は、2023年と2024年の式典でも着用したブラックコートを着ていた。それはキャサリン・ウォーカーによる黒いロングコートで、特徴的な装飾も体にフィットした構築的なデザインも軍服を連想させる。これにジャンヴィトロッシのブーツ、コーネリアジェームズの手袋を合わせ、胸にはシルクのポピーのブローチ。ジェーンテイラーのハットをかぶることで全体のバランスがきれいに取れている。こうした追悼式典で妃がよく着ている安定のクラシックスタイルに、今回の式典に相応しい厳粛さが加わった服装だ。

2025年のリメンブランス・サンデーの追悼式典で、慰霊碑の前に立つキャサリン皇太子妃。(ロンドン、2025年11月9日)photography: Mark Cuthbert / UK Press via Getty Images
2日前の11月9日、リメンブランス・サンデーの追悼式典でもウィリアム皇太子の妻は同じデザイナーの別な黒コートを着ていた。Lock & Coの帽子にダイアナ妃の貴重な遺品であるコリングウッドのイヤリングをつけ、第二次世界大戦に戦闘機パイロットだった妃の祖父、ピーター・ミドルトンへのオマージュとしてイギリス海軍航空隊を象徴する金色の翼のブローチと、追悼の普遍的なシンボル、シルクのポピーのブローチを胸につけていた。キャサリン皇太子妃は、ファッションが雄弁な追悼手段になりうることを改めて示したのだ。
From madameFIGARO.fr
text: Lou Revel (madame.lefigaro.fr)







