キャサリン皇太子妃、伝統的なタータンを使ったコートが話題に。
Celebrity 2025.12.17

チェルシー地区に現れたキャサリン皇太子妃は、まるでイギリスの童話から飛び出したかのような装いでクリスマスの雰囲気を見事に演出していた。

キャサリン皇太子妃がロイヤル・マースデン病院のエバー・アフター・ガーデンを訪問。(ロンドン、2025年12月13日)photography: Avalon/ABACA
12月13日(土)、キャサリン皇太子妃はチェルシー地区の中心にあるデューク・オブ・ヨーク・スクエアを訪れ、感動的なひとときを過ごした。11月13日から12月16日までオープンする期間限定庭園「エバー・アフター・ガーデン」を散策した。この庭園は、ロイヤル・マースデン病院の慈善団体であるロイヤル・マースデン・キャンサー・チャリティによって造られたもの。皇太子妃妃自身も2024年にこの病院でがん治療を受けていた。希望と追悼の象徴である3万本のライトアップされた白いバラに囲まれ、彼女は穏やかで静かな雰囲気の中でがんの犠牲者に敬意を表した。
英国らしさが際立つ装い
常に完璧な装いの未来の王妃は、今回も英国風スタイルの卓越したセンスを見せた。控えめで落ち着いたエレガンスを貫きつつ、キャサリン皇太子妃が選んだのは華やかさと上品さを兼ね備えた装いだった。ホランド・クーパーの青と緑のタータンチェックのコートは、英国シックの象徴的な柄で、今シーズンは「ラルフ ローレン クリスマス」というバイラルトレンドによって再び流行している。このトレンドは、ツイードやタータン、ヴィンテージ風のオーナメントを取り入れ、伝統的なクリスマスの華やかさを現代に蘇らせている。黒のタートルネック、スリムジーンズ、スエードのアンクルブーツを合わせ、このタイムレスなルックを完璧に仕上げていた。

ウェストミンスター寺院で開催されたクリスマスキャロルコンサート「トゥギャザー・アット・クリスマス」に出席したキャロル・ミドルトン。(ロンドン、2025年12月5日)photography: Max Mumby/Indigo / Getty Images
見逃せないポイントもあった。このコートは、数日前にウェストミンスター寺院で行われた「トゥギャザー・アット・クリスマス」コンサートで母キャロル・ミドルトンが着ていたコートを思わせるものだった。その際、キャロルはハウス・オブ・ブルアーのブラックウォッチ・タータンチェックのコートに、スエードのパンプスとジュエリーを合わせていた。母娘のさりげないリンクコーデは、ふたりの絆と英国スタイルへの共通の愛を象徴している。こうしてミドルトン家は、ファッションスタイルが世代を超えて受け継がれていることを改めて示した。
From madameFIGARO.fr
text: Lou Revel (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi






