おしゃれプロが本気で愛したぞっこん♡Tシャツ【スタイリスト鈴木美智恵編】
Fashion 2024.07.03
常にトレンドにアンテナを張り巡らせているスタイリストが本気で選んだTシャツとは? 「年齢を重ねて上質な素材やきれい見えするものを選ぶようになった」と話す鈴木美智恵がリピート買いしている3ブランドを公開。
01.フローレ フローレ
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洗練のディテールが格上げしてくれる一枚。
――お気に入りのTシャツは?
今年展示会で見つけて、これは!と感動したのがフローレ フローレ。2021年にアムステルダムで誕生したブランドでオーガニックコットンを使用したプロダクトです。
現在、30代後半と年齢を重ねて、Tシャツは特に"きちんと感"のあるデザインやサイズ、素材も肌に優しいものを選ぶようになりました。仕事柄やもともとの好みもあって、動きやすいオーバーオールやジーンズとコーディネートすることが多いのですが、カジュアルなTシャツだとどうしても作業着っぽ過ぎる雰囲気になってしまう。そんな部分を解消して大人目線できれいに着られるTシャツだと思います。
――お気に入りのポイントを教えてください。
首元や袖口のリブが太さがしっかりあるところです。Tシャツはこういったディテールで印象に差が出ますよね。背面にもセンターシームが入っていたりと、さりげなく気の利いたデザインで洗練されていると思います。今回はネイビーを着たのですが、赤やヴィヴィッドピンク、ライトパープルなど独特の色味のバリエーションも可愛い。胸元までの深いVネックタイプもあるのですが、ほかにはあまりなくコケティッシュに着られるなと、気になっています。生地も伸びが良くて、袖を通してない状態だと結構小さく見えたのですが、Sサイズを試したところジャストサイズで着られました。
ーー鈴木さん流の着こなし術は?
コンパクトですっきりとに着られるTシャツなので、やはりデニムやつなぎなどと合わせてカジュアルとエレガンスの程よいバランスを狙いたいです。
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02.ベースレンジ
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センシュアルな抜け感が魅力。
――ベースレンジも愛用されている印象です。
Tシャツのカラバリや長袖、ボディスーツなど、たくさん持っているのですが、最近特に気に入っているのが茶系のカラー。これも年齢を重ねたからなのかわからないのですが、以前は全く着なかったブラウンやカーキなどの落ち着いたカラーが肌に馴染むようになりました。シックな色味が揃っているのもベースレンジの優秀なところです。
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――お気に入りのポイントは?
生地に透け感があって軽やか、そして肌触りが優しくて着心地が良い。そこが気に入っています。バンブー遷移由来のテンセルを使用しているタイプが好きで、環境に優しくて吸水性や通気性にもすぐれているからベタつく日本の夏も快適に過ごせるんです。抗菌作用があるのも嬉しい。そういった機能性ももちろんですがセンシュアルに着られる薄い生地というのはベースレンジならではだと思います。
――おすすめの着こなしは?
透け感のある素材なので、真夏の暑い季節でも重ね着がしやすいんです。今回は、同系色のベースレンジのTシャツ2枚を重ね、さらにロクのボーダートップを袖から出してトリプルレイヤードしました。さらっとした生地でブラウスのような感覚でフェミニンに着られるので、ボトムでボリュームを出したり、メンズライクにカジュアルダウンさせることが多いです。
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03.プチバトー
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立ち返るのはフレンチベーシックの超定番。
――夏に欠かせないTシャツ3つ目は?
プチバトーの「アイコニック」。短めの袖丈と肌触りの良いオーガニックコットンの生地がすごく好みなんです。細かいリブのプレーンなデザインに、ピタッと身体に沿う細身の作りなので一枚で着るだけでクリーンになれます。きれいに着られるポイントのひとつに白を選んでいるというのがある気がしていて、プチバトーは絶対に白と決めています。
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――コーディネートのコツは?
ボリュームのあるボトムやワンピースを着るときに、全体を引き締めるような形でプチバトーのTシャツを選ぶのがおすすめ。今日のコーディネートもババコのタンクトップを重ねてスポーティにしつつ、ドリス ヴァン ノッテンのオーバーサイズのパンツと靴はロエベを合わせました。ボトムに重心を置いて、トップをもたつかせたくない時のスタイルはプチバトーが必須です。
「フィガロジャポン」をはじめ、さまざまなモード誌で活躍中。時流を解した感性とリサーチ力に定評があるスタイリスト。ハッピーな気分を倍増させる、ポジティブなスタイリングが人気。現在アシスタントを募集中! @michie_suzuki
●問い合わせ:
エスケーパーズオンライン
https://escapers.jp
プチバトー・カスタマーセンター
0120-190-770
https://www.petit-bateau.co.jp
Baserange Tokyo Store
tel. 03-3406-3993
https://baserange.com
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photography: Kazumasa Takeuchi