舞台は公衆トイレ? ヴァレンティノ 2025-26年秋冬コレクションのキャンペーンをチェック!
Fashion 2025.09.12
ヴァレンティノは、2025-26年秋冬「Le Méta Théâtre Des Intimités(ル メタ テアトロ デ アンティミテ)」の広告キャンペーンを発表。
Creative Direction: Alessandro Michele, Photgraphy: Glen Luchford, Art Direction: Christopher Simmonds, Styling: Jonathan Kaye, Set Design: Gideon Ponte, Hair: Paul Hanlon, Make-up: Yadim Carranza
最新のキャンペーンには、今シーズンを象徴するヴァレンティノ レッドに染まった公衆トイレを舞台に、センシュアルなルックをまとった登場人物たちが捉えられ、新たなアイコンバッグ「パンテア」や「ホーボーホー」も登場する。
斬新さを頑なに追求している今日のファッションのなかで、クリエイティブディレクターを務めるアレッサンドロ・ミケーレは「私は駆け抜けるのではなく、立ち止まるという、異なるジェスチャーを選択しました。新たな章を綴るのではなく、すでに展開されている題材を深く掘り下げること。最新のものをただ消費するのではなく、より深く掘り下げることにより、イメージや問いを堆積させ増大させることを選んだのです」と語る。
Creative Direction: Alessandro Michele, Photgraphy: Glen Luchford, Art Direction: Christopher Simmonds, Styling: Jonathan Kaye, Set Design: Gideon Ponte, Hair: Paul Hanlon, Make-up: Yadim Carranza
ここで再び登場するのは公衆トイレ。ミケーレによると、そこはプライベートと関係性、目に見えるものと見えないもの、礼儀正しさと背徳的なよろこび、露出と掩蔽(覆い隠すこと)といった相反するものが共存する空間。「このキャンペーンにおいて、新たな身体、視線、出合いによりその境界的空間は豊かに彩られ、可能性に満ちた無限の舞台となるのです」
撮影を手がけたのは、ミケーレがヴァレンティノのクリエイティブディレクターに就任してからキャンペーンビジュアルを担当してきたグレン・ルックフォード。ミケーレの表現するヴァレンティノの世界観をより深く掘り下げたインパクトのあるビジュアルとなっている。ヴァレンティノ独自の世界観をぜひチェックして。
text: Natsuko Kadokura