「クリスマス=赤」はいつから? 見て納得、秋冬スタイルに効く「魅せ方」のヒントも。
Fashion 2025.11.29

いつの時代にも愛され、さまざまな表情を持つ赤のセーターはどんなシーンも華やかに彩り、秋冬にぴったりのアイテムだ。

赤いセーターを着用するUS版『ヴォーグ』編集長のクロエ・マル(写真左)。(パリ、2025年10月1日)photography: Daniel Zuchnik/Getty Images
最近、新たにUS版『ヴォーグ』の編集長に就任したクロエ・マルが10月初旬、ファッションウィークのためにパリを訪れた際、同じアイテムを2回着ていたところをキャッチされている。それは赤いセーターで、1回目は10月1日、ジョナサン・アンダーソンによるディオールウィメンズの初コレクション会場の周辺のこと。2回目は翌日、ミュグレー2026年春夏コレクション会場の入り口でだった。ファッション界のトップに新たに立った彼女がこの服を着ていたのは偶然ではない。赤いセーターはいつの時代にも愛される「確かな価値」であり、秋の訪れという季節にマッチしたシルエットを提供できる、数少ないアイテムのひとつなのだ。
時代を超越した選択
このアイテムが効果的であるのはなによりもまず、さまざまなスタイルに合わせやすい点にある。Vネックセーターをロングスカートと組み合わせれば、プレッピー(BCBG)風に。ハイネックのざっくりニットをとろんとしたスカートに合わせれば超モダンなスタイル。シンプルなジーンズとスニーカーというコーデなら、若者が大好きなカジュアル路線に。どんな世代もお手本にしたい素敵な着こなしを見せてくれる名前を具体的に挙げるならば、女優のケイティ・ホームズ、イギリスのキャサリン皇太子妃、インフルエンサーのエマ・チェンバレンだろうか。
赤いセーター
秋冬にうまく着こなす方法
男女問わず、ワードローブの定番である赤いセーターは、スタイルを楽々引き立ててくれる。さまざまな着こなし方をご紹介。


























レッドパワー
黒や白のセーターとどう違うのだろう? まずは鮮やかな原色である。昨年のちょうどいま頃、インスタグラムで赤い靴下が一時期トレンド入りしたことを覚えているだろうか。大半の人が黒っぽい服を着る世の中で、赤を着るということは主張の強い、尖ったと言っていいスタイルを選ぶことになる。愛と情熱の色であり、緊急の色でもある赤は他の色と異なる。革ジャケットが美しく映え、とろみのあるドレスに華やぎを与え、ぱっと人目を引くし、自信も高めてくれる。おそらくそれが、シャネルやサンローランなどの2025-2026年秋冬コレクションで、この色が再び注目された理由だろう。

アンテプリマ 2025-2026年秋冬コレクション。photography: Launchmetrics
最後に、赤いセーターは単なる衣服としてだけではなく、アクセサリーとしても機能するため、着こなしは意外と簡単だ。肩に羽織ったり、ウエストで結んだり、マキシベルトを合わせたりするだけで、白いTシャツやシンプルなブラウスを引き立ててくれる。こうした使い方でも各メゾンは工夫を凝らしている。ルル デ セゾンは同系色の着こなし、つまり赤いトップの上から羽織って首で結ぶスタイルを提案している。英国のラグジュアリーブランド、ダンヒルでは、チェック柄ブレザーの上からさりげなく羽織り、ヴァレンティノはカラフルなネクタイと組み合わせた。バリエーションは無限、元気いっぱいの冬のワードローブのできあがりだ。
From madameFIGARO.fr
text: Augustin Bougro (madame.lefigaro.fr)






