時代が愛する、靴とバッグ。#02 オードリーも愛した、ルイ・ヴィトンのバッグが蘇る。

Fashion 2017.09.02

歴史あるメゾンには銘品があり、それは時代とともに進化を遂げる。新たな解釈からアップデートされた靴とバッグのヒストリーと、由縁ある女性たちとの物語。ルイ・ヴィトンの愛用者だったオードリー・ヘプバーンからのオーダーによって生まれた「スピーディ25」の新作は、フューチャリスティックな色とフォルムが存在感を放つ。

- Louis Vuitton -

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日本のSFアニメ『攻殻機動隊』の音楽がショーに使われた今季。宇宙船を想起させる新作バッグは、ヌバックのハンドルとサイドに配したモノグラム・キャンバスがアクセントに。バッグ「スピーディ25」(H19×W25×D15cm)¥ 313,200(予定価格)/ルイ・ヴィトン(ルイ・ヴィトン クライアントサービス)

女優としてはもちろん、スタイルアイコンとしても愛されているオードリー・ヘプバーン。彼女が出演した映画『昼下りの情事』でも、ラグジュアリーの象徴としてモノグラム・キャンバスのトランクが使われている。オードリーは、プライベートでもルイ・ヴィトンの愛用者。世界中の女性たちの憧れの的であったオードリーからのオーダーで、「スピーディ」から、より小さなサイズ「スピーディ25」が登場したのは 1960年代のこと。20年代に発表された旅行鞄の流れを汲み、30年代にシティバッグとして生まれて以来、メゾンを代表するバッグへと進化した「スピーディ」。誕生当時は無地のキャンバスで作られていたが、59年にはモノグラム・キャンバス柄がお目見え。さらに時代に合わせ新たなデザインや素材を纏い、いまもなお、強い存在感を放っている。最新作でニコラ・ジェスキエールは、フューチャリスティックなシルバーやグラフィカルなプリントなどを盛り込み、アイコンピースを再解釈した。

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Audrey Hepburn
オードリー・ヘプバーン


自らのリクエストによって誕生したモノグラム・キャンバスの「スピーディ25」を持ったオードリー・ヘプバーン。ファッションアイコンでもあった彼女のスタイルは、いま見ても新鮮だ。

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●問い合わせ先:
ルイ・ヴィトン クライアントサービス 0120-00-1854(フリーダイヤル)
*『フィガロジャポン』2017年9月号より抜粋

photos : MASAHIRO SANBE, stylisme : CHIAKI UTSUNOMIYA, texte : TOMOKO KAWAKAMI

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