女優ステイシー・マーティン3つの質問、3つの答え。
Fashion 2018.06.20
ステイシー・マーティンに3つの質問!
Q1.好きなゴダール作品3つは?
ans.1『男性・女性』
「もともと観ていたけれど、監督からリサーチを兼ねて観直すように言われたの。現代的でエネルギーを感じる、すごく印象的だった。ちょうどパリの映画館で上映していて観直すことができたの。劇場で作品を観るのはすごくワクワクするわ」
『男性・女性』
●監督・共同脚本/ジャン=リュック・ゴダール
●出演/ジャン=ピエール・レオ―、シャンタル・ゴヤ、マルレーヌ・ジョベール
●1966年、フランス・スウェーデン映画
●103分
Everett Collection/amanaimages
ans.2『勝手にしやがれ』
「私にとっての初めてのゴダール映画で、観たのは確か19か20歳のとき。完全にやられた、衝撃的な作品だった。この作品をきっかけにヌーベルバーグというムーブメントが始まったと思うし、映画に革新を与えたと思う。カメラのターンの仕方や、手持ちも多用されて、新しいパンキッシュな映画の撮り方、ビジュアルの作り方という意味でも重要な作品だと思うわ」
『勝手にしやがれ』
●監督・脚本/ジャン=リュック・ゴダール
●出演/ジャン・ポール・ベルモンド、ジーン・セバーグ、ダニエル・ブーランジェ
●1959年、フランス映画
●92分
●Blu-ray¥2,160
●発売・販売:KADOKAWA
ans.3『恋人のいる時間』
「いちばんお気に入りのゴダール映画。本当に抽象的な作品で、ある種、映画の中におけるナレーションの新しい可能性を感じるものでもあったと思う。カップルのいろいろな風景が綴られるけれど、それがある意味絵画や写真のような作り方、捉え方に近い。そういう部分が好きよ」
『恋人のいる時間』
●監督・脚本/ジャン=リュック・ゴダール
●出演/ベルナール・ノエル、マーシャル・メリル、フィリップ・ルロワ
●1964年、フランス映画
●95分
©Bridgeman/amanaimages
Q2.憧れている俳優を3人教えて。
ans.1ジーナ・ローランズ
ⓒZUMAPRESS/amanaimages
「とても勇敢で、どの作品にも強いエネルギーを妥協なくもたらしてくれるところが好き」
ans.2ルイ・ド・フュネス
ⓒMary Evans/amanaimages
「1930年代にフランスで活躍した、主にコメディに出演した俳優。フランス版のチャーリー・チャップリンのようね」
ans.3ダフネ・パタキア
ⓒZUMAPRESS/amanaimages
「トニー・ガトリフ監督の『DJAM(ジャム)』という映画の演技がすごくよかった!」
Q3.好きな旅先を3つ教えて。
ans.1ニカラグア
「最近コスタリカに行き、自然がすごく身近に感じられて感動したの。ニカラグアもそうだと聞いて行ってみたくて……」
ans.2アイスランド
「オーロラを見てみたい!」
ans.3日本
「住んでいたこともあり、慣れ親しんだ国。同時にまだまだ知らない国でもあるから、車を借りて、南の方へ行ってみたいわ」
ステイシー・マーティンがヒロインを務めた映画『グッバイ・ゴダール!』
60年代のフレンチカルチャーが鮮やかに蘇える。
●出演/ルイ・ガレル、ステイシー・マーティン、ベレニス・ベジョ
●2017年、フランス映画
●108分
●配給/ギャガ
●7月13日より、新宿ピカデリーほか全国にて順次公開
1991年パリ生まれ。7歳から13歳まで日本滞在。モデルデビュー後、ラース・フォン・トリアーの衝撃作『ニンフォマニアック』(2013年)で注目を浴び、『五月物語3つの王国と3人の女』(2015年)、『ハイ・ライズ』(2016年)など、話題作に出演。ミュウミュウのフレグランスのミューズも務める。
●協力店リスト
クロエ カスタマーリレーションズ tel:03-4335-1750
グッチ ジャパン カスタマーサービスtel:0120-88-1921(フリーダイヤル)
シャネル カスタマーケア tel:0120-525-519(フリーダイヤル)
プラダ クライアントサービス tel:0120-559-914(フリーダイヤル)
マルベリージャパン tel:0120-097-428(フリーダイヤル)
ミュウミュウ クライアントサービス tel:0120-451-993 (フリーダイヤル)
direction de la photographie : OSAMU YOKONAMI, stylisme : NAO KOYABU, coiffure et maquillage : HIROKO ISHIKAWA, montage:AIRI KIKUTA *一部『フィガロジャポン』2018年8月号より抜粋