おしゃれなあの子になりたくて スナップの常連、イリナが秋冬にウエスタンを着るなら。

レイヤードの多くなる秋冬シーズンだからこそ、新たなスタイルに挑戦したい。独自のスタイルを持つ、憧れのあの子のワードローブをお手本にして、秋冬アイテムをセレクト。3人目は、ストリートスナップの常連でブロガーのイリナ・ラキセヴィック。

アフォーダブルな大人のウエスタン

photos : amana images

イリナ・ラキセヴィックは、歯科医としての顔と、ウェブメディア「MINT JOURNAL」を主宰するブロガーの顔のふたつを併せ持つ堅実なファッショニスタ。ファッションウィーク中は、オフランウェイで常に注目を浴び、ほどよく力の抜けたトラッドなスタイルを得意とする。

Style1：定番から一歩外れたマテリアル選び

左から、フェミニンな配色が柔らかなムードを放つベスト¥46,440/セヤ(スーパー エー マーケット)　平たくつぶすことができ、持ち運びが便利なハット¥45,360/レナード プランク(ロンハーマン)

ウエスタンスタイルの定番であるレザーではなく、スムースな触り心地のベストとハットを。「クリスタセヤ」を手がけていたデザイナー瀬谷慶子が立ち上げた新ブランド「セヤ」は、2017年春夏シーズンからスタート。旅をインスピレーション源に持つリラックスしたデザインは、アメリカ西部を彷彿とさせるウエスタンなスタイルにも反映。ホワイトのパイピングが利いたベストはアームホールが広く、肉厚なトップもレイヤード可能だ。クッションのように柔らかく、型崩れの心配がないハットを合わせれば優しい表情のカウガールに変身。

---fadeinpager---

Style2：着こなしに優雅な花を添える

くたっとした質感が使いやすい、重厚な絨毯のようなバッグ(H42×W54cm)¥42,120/エンシャラ(RHC ロンハーマン)

オリエンタルな柄がリュクスな、大容量のビッグバッグ。カードケースが付いているので、バッグの中で行方不明になりがちな小物もスマートに取り出せる。ストラップを外せば、旅やちょっとした遠出にうれしいトートバッグとしても活躍。

---fadeinpager---

Style3：フェミニニティを引き立てるドレープ

左から、レオパードのエコファーがアッパーにあしらわれたローファー(ヒール4cm)¥42,120/バーニーズ　ニューヨーク(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター)　乙女心をくすぐるシャイニーなスモーキーピンクのロングスカート¥19,440/ニードルス(ネペンテス)

艶やかな質感のベロアのロングスカートと、トラ柄がワイルドな表情を引き出すローファー。着こなし上手のイリナなら、マニッシュなブレザーを合わせ、フェミニンなボトムスとのギャップを楽しむスタイルもおすすめ。

---fadeinpager---

Style4：小さなこだわりが粋な大人のシャツ

ロングカフスがさりげない気品をプラスするシャツ¥62,640/ジョン ローレンス サリバン

スイートなボディに、ブラックのパイピングと鮮烈な赤いバラの刺繍をキリリと利かせたウエスタンシャツ。しっとりとした質感と緩やかなシルエットが女性らしさを引き立てる。シアーな素材にバラの刺繍を施して、甘美な色気を匂わせて。

【関連記事】
いまなりたいのは、リースみたいなレトロガーリースタイル！
シド・ザ・キッドのマスキュリンルックを作る8品。