おしゃれなあの子になりたくて シド・ザ・キッドのマスキュリンルックを作る8品。
Fashion 2018.10.01
本格的な衣替えが始まる季節は、スタイルチェンジのきっかけに。いまトライしたいのは、その個性派スタイルに業界で一目置かれている、3人のモデル・アーティストのコーディネート。彼女たちのスナップから分析して、注目の若手ブランドからクラシカルなブランドまで、秋冬に取り入れたいアイテムをピックアップ。
2人目は、いま注目のメロウ・ソウルバンド、「ジ・インターネット」のボーカルを務めるシド・ザ・キッド。
内なる個性が際立つマスキュリン・フェミニン
photos : amana images
アンドロジナスな出で立ちのシド・ザ・キッド。ボーイッシュな見た目からは想像できないようなスイートな歌声で、世界中の人々を虜にする。ジェンダーレスでエッジーな着こなしが十八番。
Style1:レザー・アンド・オンレザーでパワーアップ
左から、背面にドイツの地名が入ったキャップ¥14,040/ゼロスリーツーシー(リステア) ミンクファーがハードな印象を和らげるジャケット¥324,000/チン メンズ(グレープヴァイン バイ ケイスリー)
カフスやリブ、ネックラインにミンクファーをあしらった防寒性抜群のレザージャケットを、冬のメインアウターに。台湾発のメンズブランド「チン メンズ」が展開するアイテムは、クラシックなテーラリングにストリートなマインドを足した提案が、ユニセックスなスタイルと好相性。ドイツのカルチャーマガジン「032c」のネームが刺繍されたレザーキャップと合わせて、メンズ色強めの着こなしを。
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Style2:シド流の女らしさを添えて
アイコニックなロゴ入りパーカ¥54,000/クレージュ、中に着た伸縮性のあるメッシュのトップ¥18,360/カリピジャン(ともにオープニングセレモニー)
クレージュのロゴが目印のショート丈の半袖パーカに、網目の大きなメッシュをレイヤード。老舗ブランドが提案するストリートな表情のパーカは、背中に切り替えが入り女性らしいシルエットを実現。中に着たメッシュはブラックの編み地で、シドの辛口な雰囲気を演出。
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Style3:ストリートな装いをリュクスに仕上げる小物
左から、ホワイトのソールが光る。スニーカー¥102,600/セルジオ ロッシ×バーニーズ ニューヨーク(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター) 長財布も入るデイリー使いしやすいサイズ感。バッグ(H28×W21×D2cm)¥37,800/5525ギャラリー × ポーター(ユナイテッドアローズ 新宿店)
ハードな印象のレザーバッグとスニーカーは、コンビで身に着けてこそロックなマインドが宿る。シルバーのフリンジがあしらわれたバッグは、”日本のものづくりを世界と”をコンセプトに掲げる「5525ギャラリー」とのコラボレートアイテム。ナップザックのラフさとレザーのスタイリッシュさを兼備している。アッパーにメタルを装着したスニーカーを合わせれば、たくさん動き回る日だって安心。
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Style4:サイジングやでディテールをポイントに
ダメージを刺繍で見せるアイデアが愛らしい。デニムパンツ¥88,560(予定価格)/オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™(イーストランド) 主役としての力を発揮するニットベスト¥59,400/アンスクリア(ユナイテッドアローズ 日本橋店)
膝下ほどまであるウィンドウ・ペンのビッグベスト。従来のベストの立ち位置が覆されるような主役級の存在感を放つので、1枚でさらっと着こなしたい。刺繍をダメージに見立てた茶目っ気のあるデニムは、シンプルなトップと合わせてアクセントを生かすのがコツ。
イーストランド(オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™) tel:03-6712-6777
オープニングセレモニー (カリピジャン、クレージュ) tel:03-5466-6350
グレープヴァイン バイ ケイスリー(チン メンズ) tel:03-5772-8099
バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター(セルジオ ロッシ) 0120-137-007(フリーダイヤル)
リステア(ゼロスリーツーシー) tel:03-5413-3708
ユナイテッドアローズ 新宿店(5525ギャラリー×ポーター) tel:03-5321-7531
ユナイテッドアローズ 日本橋店(アンスクリア) tel:03-3510-6002
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photos : ASA SATO, stylisme : RIKU OSHIMA, texte : ANNA KOBAYASHI (FW)