【東京ヴィンテージ案内 #03】毎日通うヴィンテージ。
Fashion 2019.07.29
古着好きを公言するアーティスト・モデル全3名が登場し、それぞれの行きつけや気になるショップをエリア別に案内する「東京ヴィンテージ案内」。
第2回目は、モデルのBEBE(ベベ)が登場。毎日のようにお店の前を通るほど通い詰めているフィルムでお買いもの。
フィルム / FILM
メンズ・レディースともに揃えるフィルムに並ぶのは、アメリカの西海岸で買い付けた1960~90年代のアイテム。ほかにもキッズの古着から雑貨、陶器やインテリアまで、あらゆるヴィンテージを取り扱う。
「家が近くてよく来るんです。遅い時間までやっているのもうれしい。同居している友人の帰宅が遅い時は、すぐここに寄っちゃいますね」
花柄から一色のシンプルなものまで、ワンピースだけでも表情豊かな並び。
「私服はワンピースをよく着ます。ここのワンピースはカジュアルなものからガーリーな花柄まであるから、より取りみどりで迷ってしまいます」
赤や緑、紫から青まで、カラフルなアイテムに次々とと手を伸ばすBEBEさん。
自分に似合う服や、家にあるアイテムがすべて頭の中に入っているかのような、迷いのないセレクトを進めるBEBEさん。カラフルなものからドット柄、メンズサイズのシャツまで。
「欲しいものが決まっていたら、好きなお店に行って探します。昔は服を買うのがすごく好きで、気分が変わるたびに買ったりしていました。でもいまは少し落ち着いて、着たいものが定まってきたように思います」
カップや器、グラスはヴィンテージに限らず、うつわ作家さんによる新品も販売。
「学校の椅子はもう売れちゃいましたか? この間、ひとつ買ったんですけどやっぱりもうひとつ欲しくて……」
台湾出身のBEBEさんは、東京に来てからずっと下北沢で暮らしている。ヴィンテージのうつわやインテリアを見ながら、嬉しそうに故郷の話をする。
「家で、台湾料理をよく作ってて。魯肉飯(ルーローハン)、葱油餅(ツォンヨゥピン)が多いかな。葱油餅、食べたことありますか? 本当においしいの!! すごい太るけど(笑)」
昔から下北沢に住んでいたかのような、街に溶け込むムードを持つ一方で、そのユニークなセンスで目を引くBEBEさんのスタイリングはこちら。
「色にひと目惚れした夏のリラックススタイル」
シャツ¥6,700、スカート¥8,640
「シャツがすごく好きで、よく着ます。赤色も好きだから気が付くといつも手に取っちゃう。自分を縛らないようなリラックスシルエットが落ち着きます」
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「とにかくワンピースが好き。紫と紺色の間の、絶妙な色みが可愛い。やだ、欲しくなっちゃうなあ~」
「これ一枚でゆるっと着るのもいいけど、夏の夜、ちょっと涼しい時に上着としても使いたい」
「多分着ないと思うんですけど(笑)、ずっと気になってるの。オレンジと青、こんな組み合わせは見たことがないし、すごく好き。白いスカートを合わせたいです」
「スカーフ、いつ使えばいいのか分からずまだ一枚も持っていなくて。けど今年の夏は、80年代の人みたいに顔に巻いてみたい」
1996年生まれ、台湾出身。台湾でモデルとして活動後、2019年、東京に移住。3月、大沢伸一がプロデュースを手がけたiriの新曲「Shade」のMVに出演。5月、ルミネエスト新宿の夏ファッション広告でモデルを務める。
Instagram:@beegsleep
東京都世田谷区代沢2-28-4
tel:03-6804-0608
営)13時~21時(月~土)、12時~20時(日、祝)
休)不定休
https://film-web.tumblr.com/
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photos : SHINSAKU YASUJIMA