東京パリジェンヌ#09 【東京パリジェンヌ】ハナカ×ニューテイラリング
Fashion 2020.02.20
フィガロが考えるパリシックのコードを最新モードでひもとく巻頭連載。第9回に登場するのは、パリコレのランウェイで国際的デビューを果たしたハナカ。コントワー・デ・コトニエの新作をフレンチシネマのヒロインのように装う。本誌の未掲載カットとともに、パリシックにまつわるキーワードについてのミニインタビューをお届け!
コート¥33,000/コントワー・デ・コトニエ(コントワー・デ・コトニエ ジャパン)
KEYWORD1:パリ
パリ初体験は、パリコレクションのキャスティング回りでした。ひとりで海外に行ったことさえなかったのですが、グーグルマップだけを頼りにひとりで30件以上駆け巡りました。1時間半歩いてたどり着いた会場で、たった10秒で帰されたりと辛いことも多かったけれど、事務所の方と一緒にセーヌ川のほとりでつかの間のピクニックをしたり、楽しい思い出もたくさんあります。
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シャツ¥14,300、パンツ¥17,600/ともにコントワー・デ・コトニエ(コントワー・デ・コトニエ ジャパン)
KEYWORD2:パリコレクション
ニナリッチの2020年春夏コレクションで、念願のパリコレクションのランウェイを歩きました。ショー前日のキャスティングで、結果の連絡があったのはその夜。精神的にもギリギリの状態だったので、決まったとわかった瞬間は本当に飛び上がるほどうれしかったです。
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ドレス¥19,800、バッグ¥26,400、ブーツ¥46,200/以上コントワー・デ・コトニエ(コントワー・デ・コトニエ ジャパン)
KEYWORD3:パリシック
シンプルな服でもおしゃれに見えたり、逆に個性的な服がすんなりとなじんでいたり。なんでも自分のものにしてしまうスタイルが、パリシックなおしゃれなのかなと思います。特に感服するのは“丈感”のバランスですね。たとえばくるぶし丈のパンツを着こなすのって個人的にはすごく難しいのですが、絶妙な靴を合わせているのを見ると、上手だなと思います。
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ジャケット¥33,000、シャツ¥14,300、パンツ¥22,000、スカーフ¥11,000/以上コントワー・デ・コトニエ(コントワー・デ・コトニエ ジャパン)
KEYWORD4:テイラリングスタイル
ワードローブのほとんどはカジュアルなアイテムなので、今回の撮影でテーラードジャケットを着たらとても新鮮で、欲しくなりました! プライベートでピシッと決めたい時に着てみたいです。あと、今回の中で特に好きだったのは白いシャツ。袖を折った時に見えるワンポイントの刺繍がとても可愛かったし、どんなボトムスにも合いそうなのでいろいろ着回せそうだなと思いました。
2000年生まれ、新潟県出身。モデル事務所DONNA所属。19年、高校を卒業後上京し、7月よりモデル活動を始める。同年9月、20年春夏パリコレクションにてニナリッチのショーでランウェイデビューを果たす。現在、雑誌や広告、ショーなどで活躍中。
1995年の設立以来、フランスのものづくりに対する価値観を大切に、着る人の個性を引き出すスタイルを提案。2020年春夏シーズンより新クリエイティブディレクターにナタリー・マーシャル氏を迎え、上質な素材使いや機能的なデザインはそのままに、よりシンプルでエッセンシャルなワードローブを展開している。
※この記事に記載している価格は、標準税率10%の税込価格です。
photos:MITSUO OKAMOTO, stylisme:TOMOKO IIJIMA , coiffure:ASASHI (OTA OFFICE) , maquillage:TOMOHIRO MURAMATSU (SEKIKAWA OFFICE), réalisation : MAMI AIKO