服好きたちが行う、実はサステイナブルなこと。 ふくしまアヤさんの、みんなスタメンになる靴&バッグ。

Fashion 2020.05.18

社会の仕組みが大きく変わりつつあるここ数カ月。ファッションの世界では数シーズン前から、サステイナブルなことへの関心が加速中。共存することが難しいファッションとサステイナブルではあるけれど、難しく考える前に、おしゃれ好きな人が既に行っていた「実はこれってサステイナブルなことかも」を教えてもらいました。自分ならではの、日常レベルでできるヒントを探して。3回目はスタイリストのふくしまアヤさんが登場!

すべてがスタメンになれる、アイテム選び。

「お洋服は毎日手洗いできるものはするし、きらきらと輝いているうちに、次の持ち主へ回るようにしています。物を持つうえでのポリシーは、“一目でどこのブランドのどこのシーズンとわかるものは買わない”ということ。ブランドのアイコニックなアイテムは、どれも魅力的でもちろん大好きですが、自身の性格が飽きやすいこともあって。たとえばバッグは小さければ小さいほど好きですが、そればかりだと実用的でなくなってしまう。そんなときは、複数個組み合わせて使うことでスタイリングを楽しんでいます。それは靴も同じこと、用途やスタイルがかぶってしまうものは手元に置かないです。それに数を絞ることでアイテムの管理がしやすく、物も傷みにくくなります。そのほうがどのアイテムも精鋭メンバーとして出番が多くなり、アイテム自体も喜んでくれる気がするんです。物も、私も互いにハッピーです!」

|ヴァリエーション豊富な、シューズ&バッグ

200512-fukushima-01.jpg

「ダウンを着ない主義同様にトートバッグは持たない主義です」
左上から、A4のビニルバッグはパリのコンランショップで買い物をした時の梱包材をバッグ使い、唯一のかごバッグはリュ ドゥ ヴェルヌイユ、メルセデス ミー トウキョウのエコバッグはスーパー用、イエローのマルベリーは何でも入るメインのバッグ、キラキラの多面バッグはゴジュウニ バイ ヒカルマツムラ、パーティ用のクラッチバッグはシャーロットオリンピア、レースのバッグはマメ クロゴウチ、鍵入れにしているコインパースはジルサンダー、唯一のリュックはエムエム⑥、カードケースはバーバリー、資料入れにはヴィジョネア 29 ウーマン、パリス・ハウスは近所のお散歩用、口紅とカードしか入らないクラッチは初めてのパリコレで買ったアンティーク、最近仲間入りしたジルサンダーの真っ白なトゥーティはクリーニングで外出中。

200512-fukushima-02.jpg「トレンドは靴より服で調整します。シューズもひとり一役です」
左上から、マインドルは登山用に、ロングブーツはトーガプルラ、パステルカラーはナイキ、ショートブーツにアクネ、ドレスアップ用のショートブーツはプロエンザスクーラ―、夏のサンダルはトーガプルラ、何にでも合うリーボック、差し色になるソックススニーカーはエムエム⑥、庭いじりやアウトドアにはビルケンシュトックのサンダル、ランニング用はアディダスのスニーカー、アンクルストラップのサンダルはポールアンドリュー。

Aya Fukushima
スタイリスト。美大を卒業後、デザイナーへ。その後スタイリストへと転身。数々のモード誌や広告を中心に活躍。物そのものの魅力を最大限に引き出す、真摯な姿勢と大胆なコーディネート提案が人気。最近はファッション好きの人のために、“NO BORDER 、今の気分”をテーマにしたアートキュレーションECの新設立に向けて準備中。絵画の購入がご縁でTRiCERAさんと意気投合、ビジネスパートナーとして日本と世界のアートシーンを大きく変えるために、さまざまな仕掛けを考案中。
Instagram:@otua.co.ltd @ayafukushima_
https://otua.co.jp/

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photos et texte : AYA FUKUSHIMA(OTUA)

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