グッチがミラノ・ファッションウィークから撤退。

特集

グッチがファッションウィーク公式スケジュールを離脱し、年に2回、独自にコレクションを発表する。アレッサンドロ・ミケーレが自らメゾンの方針をインスタグラムで発表し、ファッションクリエイターの間に広がるファッションウィークへの疑問に応えた。

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グッチ2020-21年秋冬コレクションのフィナーレ。photo : Imaxtree

今後、グッチは独自の道を歩む。ミラノ・ファッションウィークの常連であるグッチが、公式カレンダーから撤退し、独自のリズムでコレクションを発表すると決定。メゾンのアーティスティックディレクター、アレッサンドロ・ミケーレが自らのインスタグラムで公表した。彼は5月24日、自宅隔離中の作業日誌をSNSに投稿。そのなかで「シーズンやショーという時代錯誤となった儀式を放棄し、今後は自分のクリエイティブな要求により近い新しいテンポで制作していくつもりです」と記している。

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グッチが異を唱える。

「新たなる歴史のページを刻んでいく」ために、グッチは今後コレクションの発表を年2回とする。熟慮の末に決断を下したミケーレは、同じ文章の中で、スピードばかりを重視するファッション界の風潮は「創造性を損なう」ものだと指摘している。彼はまた、自らに重くのしかかるプレッシャーにも触れている。コロナ禍の影響でファッション界の慣習的なスケジュールを一から見直す必要に迫られるいま、「過度の競争力偏重にはもはや意義がない」と綴る。

5月25日、20人ほどの限られたジャーナリストを迎えたオンライン記者会見において、彼は新しい戦略についてこう語った。「それぞれが自分自身のカレンダーを作る必要がある。モードのシーズン性を考え直し、新しいやり方を見つけるための対話が行われるといいと思う」。ミケーレの目的は、新しいシステムを作り出すこと。グッチにとってそれは、来たる7月のミラノのデジタルファッションウィーク期間中に、デジタル形式で「エピローグ」コレクションを発表することから始まるという。

今回のグッチの発表の前にも、多くのファッションブランドが新しいテンポを見つけたいとして、コレクション発表方法の見直しを決定している。4月末にはサンローランがパリ・ファッションウィークからの撤退を表明し、ヴァレンティノは今年6月のメンズデジタルファッションウィークに参加しない意向を発表した。最近では、ファッション関係者180人以上が連名で、6カ月も前にコレクションを発表する従来のやり方を踏襲せず、季節に合った服を提案するという声明を発表した。ドリス ヴァン ノッテン、マリーン セル、プロエンザスクーラー、ジル サンダー、トム ブラウンら、多くのブランドが声明書に名を連ねており、賛同者はさらに増えていきそうだ。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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texte : Adrien Communier (madame.lefigaro.fr)

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