東京パリジェンヌ#21 【東京パリジェンヌ】池田エライザ×スポーツマインド
Fashion 2021.02.20
フィガロが考えるパリシックのコードを最新モードでひもとく巻頭連載。第21回は、スポーツを着想源としたルックを春夏コレクションから厳選。自身もスポーツを得意とする、池田エライザがクールに着こなす。本誌の未掲載カットとともに、パリシックにまつわるキーワードについてのミニインタビューをお届け!
ジャンプスーツ¥126,500、サングラス¥57,200(ともに予定価格、3月発売予定)/ともにフェンディ(フェンディ ジャパン)
KEYWORD1:パリ
まだ一度も行ったことはありませんが、母親には2年前パリ旅行をプレゼントしました。自分がパリに行くとしたら、ぜひ映画を撮りたいですね。あの街独特のシュールな感覚とか、ファンタジーめいた部分を切り取ったストーリーを作ってみたいなと思います。
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テクニカルタフタアノラック¥473,000/ディオール(クリスチャン ディオール)
KEYWORD2:パリジェンヌ
自分自身についてよく知っていて、それを言葉にするのがうまいなと。たまにキツすぎるように感じるくらいはっきりと主張するところも。たとえば、いつかは死んでしまうそれまでの限られた時間の中でどう生きるかなど、日常のたわいもない話題だけでなく人生の有効期限みたいなことまでも深く考えていて、ドキリとさせられることもあります。
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パーカ¥234,000/プラダ(プラダ クライアントサービス)
KEYWORD3:パリシック
1点もの、という言葉が思い浮かびます。1着のシャツ、1枚のストール、1足の靴。それぞれが、その人にとっての意味と愛着を持って永く愛用されているイメージです。値段でもブランドネームでもなく、自分らしさで選びとったものを自分らしく着こなすのがパリシックなおしゃれなのではないでしょうか。自己表現が決して他力本願ではないところが素敵だなと思います。
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トップ¥127,600、パンツ¥159,500、アンクルブーツ¥104,500/以上ステラ マッカートニー(ステラ マッカートニー カスタマーサービス) 中に着たボディスーツ/スタイリスト私物
KEYWORD4:スポーツマインド
ルコックスポルティフのブランドアンバサダーをしているのでスポーツウエアに触れることも多いのですが、個人的には機能性よりもマインドを大切にしています。アクティブな行動につながったり、前向きな気持ちになれたりといったような。今回着たルックの中では特に、ステラ マッカートニーが印象的でした。サステイナブルなものづくりをしていながらそれだけに終わらず時代感もしっかり取り入れている。このセットアップもジャンヌ・ダルクみたいなかっこよさがあって、とても好きでした。
1996年生まれ、福岡県出身。2009年、第13回ニコラモデル・オーディションでグランプリを獲得し、モデルデビュー。女優としては『一度死んでみた』(20年)、『騙し絵の牙』(21年)のほか、現在配信中のNetflixオリジナルドラマシリーズ「FOLLOWERS」に出演。映画監督としても才能を開花させ、初監督作となる『夏、至るころ』が全国にて順次公開中。
クリスチャン ディオール(ディオール)
0120-02-1947(フリーダイヤル)
ステラ マッカートニー カスタマーサービス (ステラ マッカートニー)
tel:03-4579-6139
フェンディ ジャパン(フェンディ)
tel:03-3514-6187
プラダ クライアントサービス(プラダ)
0120-451-913(フリーダイヤル)
photos:MITSUO OKAMOTO, stylisme:TOMOKO IIJIMA, coiffure:ASASHI (OTA OFFICE), maquillage:NOBUKO MAEKAWA (PELRE), réalisation : MAMI AIKO