CHAUMET 自然主義を体現するショーメの新たな始まり。

Jewelry 2025.04.18

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1780年の創業以来、自然にインスピレーションを得たジュエリーを数々送り出してきたショーメ。なかでもナポレオン1世が愛したミツバチは、現在にいたるまでショーメがさまざまにデザインし提案し続けてきたテーマだ。2025年、「ビー ドゥ ショーメ」として新たな章が幕を開ける。

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パーティ会場はメゾンの伝統遺産の一部が公開されている文化サロン。ショパンが滞在し、最後の作品を作曲した歴史的建造物指定のサロン・ショパンにバーカウンターが登場。

世界中からモード関係者が集い、華やかなセレブリティが彩りを添えるパリ ファッションウィーク。3月5日夜、ヴァンドーム広場1番地のショーメ本店ファサードには六角形のハニカムモチーフが投影され、盛大なパーティの始まりを告げていた。

俳優の岡田将生をはじめ、ストレイキッズのスンミン、ハリウッド女優のエミリア・クラークやパリス・ジャクソンなど華やかなゲストが次々と訪れたカクテルパーティは、歴史的建造物である18世紀のサロンが舞台。ゴールドのペイントが施された浮き彫りの美しいサロン・ショパンにはバーカウンターが出現し、バーマンがシェイカーを振ってハチミツベースの特製カクテルをふるまう。DJも登場し、深夜まで賑わいを見せた。

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3月5日、ヴァンドーム広場12番地のショーメ本店のファサードにはハニカムのモチーフが投影され、華やかなゲストが「ビー ドゥ ショーメ」コレクションを祝うパーティに駆けつけた。

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スタッフのユニフォームにもミツバチの刺繍が施されて。

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ソワレのための特製カクテルはハチミツがテーマ。左はウォッカベースの「ハニー・グレイズ」、右はテキーラベースの「ブライト・シャイン」

ショーメがこのパーティで発表したのは「ビー ドゥ ショーメ」の誕生だ。2011年に誕生して以来、いまやショーメのアイコニックなシリーズのひとつとなった「ビー マイ ラ ブ」。これが「ビー ドゥ ショーメ(ショーメのミツバチ)」へと名を変え、多彩なアイテムと新しい身に着け方を提案しながら発展していくことを祝うもの。翌日にはさっそく、イヤカフやブレスレット、ネックレスなどの新作が発表された。

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ダイヤモンドをちりばめたミツバチと、揺れるゴールドのチェーンが愛らしい。「ビー ドゥ ショーメ」ロングペンダント(YG×ダイヤモンド)¥3,487,000(5月発売予定、予定価格)/ショーメ

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ゴールドとダイヤモンドのハニカムがサークルを描く「ビー ドゥ ショーメ」ペンダント(PG×ダイヤモンド)¥563,200(6月発売予定、予定価格)/ショーメ

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1月に誕生した新作は、ホワイトゴールドの輝きがクールでグラフィックな表情を加えるシリーズ。「ビー ドゥ ショーメ」ネックレス(WG×ダイヤモンド)¥13,530,000/ショーメ

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ブリリアントカットのダイヤモンド35石が輝くハニカムデザインの「ビー ドゥ ショーメ」ブレスレット(WG×ダイヤモンド)¥6,908,000/ショーメ

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ほどよいボリューム感が魅力の「ビー ドゥ ショーメ」フープイヤリング(WG×ダイヤモンド)¥3,311,000/ショーメ

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ミツバチのモチーフが愛らしいリングから、さまざまな表情でハニカムをあしらったリングとブレスレットへ。「ビー マイ ラブ」から「ビー ドゥ ショーメ」へと受け継がれるミツバチのテーマをグラフィックなディスプレイで表現。

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今シーズンの新作には、イエローゴールドとダイヤモンドでミツバチの姿を描いた作品が多く登場。

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パーティの翌日、歴史的建造物である18、19世紀建築のサロンで、「ビー ドゥ ショーメ」の定番コレクションから新作までを一挙に展示するプレゼンテーションが開催された。最新作のネックレスやブレスレットが飾られたショーケースが歴史的なサロンを彩った。

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240年以上の間メゾンが愛し続けたモチーフとは。

Violaine Bigot
ヴィオレーヌ・ビゴ
ヘリテージ・ディレクター

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宝石学を修め、ヴィンテージ ジュエリーや時計、宝石のエキスパートとして経験を積み、ショーメのヘリテージ部門へ。昨年、ヘリテージ部門のディレクターに就任。

「創業者マリ=エティエンヌ・ニトは1793年にすでに、自らを自然主義のジュエラーと称していました」とショーメのヘリテージ部門を束ねるヴィオレーヌ・ビゴは言う。1907年以来ヴァンドーム広場12番地から動くことのなかったメゾンには顧客台帳や制作ノートなどあらゆる資料が残され、1980年代以降にはほかのジュエラーに先駆けて誕生したヘリテージ部門が代表作を買い戻して、メゾンの歴史を再検証してきた。
「ニトの作風は写実的でありながらも自然の姿の本質を美的に表現したものでした。ことにミツバチと麦の穂、自由を象徴する翼のモチーフはメゾンの歴史に繰り返し登場します」

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ガラス板に残された写真乾板。右は、1870年に制作した3本の麦の穂に、顧客の願いで20年後に昆虫を加えたというエピソードがあるジュエリー。

ナポレオンが皇帝の座についたのは1804年。
「麦の穂は豊穣や子宝の象徴です。皇帝の子を望んだジョゼフィーヌは麦のモチーフを好みました。1810年、ナポレオンはダイヤモンドの麦を150個も注文しています。また、王家を象徴するユリの紋章に対し、皇帝が自身の印としたのは、中央集権のもとに完璧に組織された社会の象徴であるミツバチ。ナポレオンは即位の年にさっそくショーメにミツバチをモチーフとしたジュエリーをオーダーしています」

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様式化やモダンな表現が模索された1980年代のデッサン。六角形のモチーフ、簡略化されたミツバチの姿や線画のような表現が登場している。

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パールを胴体に見立て、翅のトランスペアレンスを表現した1900年のミツバチのデザイン画。左は1903年のコウモリの翼のジュエリー。翼は自然のモチーフであるだけでなく、自由の象徴でもある。

ふたりめの妻マリー=ルイーズの装身具にも、周囲に贈った懐中時計にも、真上から見たミツバチを描いた"皇帝のミツバチ"があしらわれている。これを出発点に、ミツバチは時に様式化され、金細工の手法や淡水パールで立体的に造形され、色石を加えてポップな表情に姿を変えて、時代とともにその姿を進化させてきた。

一方、六角形のハニカムもアールデコの時代から繰り返し登場するモチーフだ。

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ハニカムは1938年のストック帳にすでに登場。アールデコの時代から、ショーメは自然に存在する幾何学模様である六角形をデザインに用いていた。

「エメラルドの結晶やハチの巣の形である六角形は自然界に存在するグラフィックです。長い間、石の形ではなく宝飾職人とセッティングの技術で見せてきた六角形モチーフですが、2022年にコレクションのために88ファセットのショーメ エクスクルーシブ カットを産み出し、更なる煌めきが加わりました」

ミツバチの具象とハニカムのグラフィックが織りなす「ビー ドゥ ショーメ」は、まさに自然主義のジュエラーを象徴しているのだ。

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ヴァンドーム広場12 番地の本店には、ブティックのほか、通常一般には非公開のサロンとアーカイブの一部、ハイジュエリー制作アトリエのすべてが集まる。歴史的な台帳やデザイン画が整然と並ぶアーカイブの一室。

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いまの時代を見つめる自然主義ジュエラーとして。

Charles Leung
チャールズ・レオン
CEO

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香港出身。カルティエでハイジュエリー業界のキャリアをスタートし、2006年から12年までショーメのバイス・プレジデント、フレッドのCEOを歴任。昨年1月、メゾン シ ョーメのCEOに就任。

チャールズ・レオンは、昨年ショーメのCEOに就任した時、現代における自然主義ジュエラーとはどんな意味かと自分に問い直したと言う。
「ただ歴史を受け継いで花やミツバチを描き続けるのか?と。自然は地球にとって緊急の問題としてますます重要。200年以上前から自然にインスパイアされてきましたが、200年後にまだ自然は我々に残されているのだろうか? それは私たちがいま何をするかにかかっています」

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ナポレオンはショーメの創業者ニトに、皇后マリー=ルイーズのための5つのセットをオーダーした。そのひとつがダイヤモンドのティアラ。デザイン画に上から見たミツバチの姿をスタイル化しながらも忠実に描いた"皇帝のミツバチ"があしらわれている。

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麦も自然主義ショーメの代表的なモチーフ。このティアラは、皇帝ナポレオンがオーダーした数多くの麦の穂モチーフのピースのひとつ。

エネルギーの消費を抑えたり、資源のソーシングを考えたりするだけではない。
「ジュエラーとして我々のサヴォワールフェールを活用する責任がある。ジュエリーを使って自然を記録し、自然に敬意を表することでその尊さと脆さに注意喚起ができると思うのです」

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マリー=ルイーズ皇后の時計。皇帝夫妻はこの時計を周囲の親しい人にプレゼントすることが多かった。表にはミツバチ、裏面には持ち主のイニシャルが刻印された。

1月に発表したハイジュエリーのカプセルコレクションではバンブーをテーマにした。メゾンがアジアの植物に敬意を表したのは初めてだ。

「竹はアジア文化の中で特別な植物。ありふれているが、竹が世の中から消えたらアジアのカルチャーの大きな部分が失われてしまう。アジア人のひとりとして、ヨーロッパだけではない世界のあらゆる自然に敬意を払いたかった」

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1812年にナポレオンがマリー=ルイーズのためにオーダーしたベルト。もちろん"皇帝のミツバチ"のモチーフが。

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1940~50年代にはゴールドのテクスチャーで胴体の丸みを表現することが追求された。ミシシッピの淡水パールが翅に使われている。このピースは映画『ナポレオン』(1955年)を監督した劇作家のサシャ・ギトリに"皇帝のジュエラー"であるショーメが贈ったもの。

自然にフォーカスする中で、メゾンを象徴するミツバチにも新しい物語が与えられた。
「ミツバチは自然保護の象徴。『ビー ドゥ ショー メ』の物語は自然です。我々が作ってきたジュエリーは、この地球に多様な自然があるからこそ実現できたもの。いま、みんながそのことに気付き、自然を守らなくてはならない」

新たなジュエリーコーディネーションの提案、銀座本店のリノベーションに始まる新しい店舗コンセプトなど、プロジェクトがたくさんある。9月1日から10月半ばまでの大阪万博フランスパビリオンへの出展もそのひとつだ。

「自然をテーマに、ショーメとフランス、日本を結ぶ展示です。ショーメはフランスの誇る正統なジュエラーだと示したい。革新的でありながらさまざまな文化を尊重し、自然にインスパイアされ、自然を守る試みを行っていることを伝えたいと思っています」

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1.4. ゴールドのミツバチ、ターコイズを加えたバージョンはともに1970年代の作品。 2.5.6. 1970年代のミツバチは色とりどり。真珠母貝やターコイズなどの色石やダイヤモンドがふんだんにあしらわれた。自由な場所に留めつけられるブローチが好まれた。 3. 写実的に本質を捉えながらもジュエリーのデザインとして昇華させたパンジーはショーメの自然の捉え方を物語るピース。

公式サイトはこちら

問い合わせ先:
ショーメ
03-5635-7057
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photography: Ayumi Shino text: Masae Takata (Paris Office)

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