大阪・関西万博2025 フランス館に於いて、ショーメのエキシビションがスタート。
Jewelry 2025.09.10
ショーメは、大阪・関西万博2025 フランス館において、閉幕日となる10月13日までエキシビション『Chaumet, an Ode to Living Nature - ショーメ、自然美への賛歌 -』をスタートした。
メゾンのDNAである自然とジュエリーのつながりを体感できる会場デザイン。
1850年に製作されたパンジーのティアラ。3つのパンジーはそれぞれ取り外しが可能で、髪飾りやブローチとしても楽しむことができる。
名だたるジュエラーが軒を連ねるパリのヴァンドーム広場に本店を構えるショーメは、フランスを代表する老舗ハイジュエリーメゾンであるのは周知の事実。ハイジュエリー工房の職人たちは、伝統と現代性を融合させ、軽やかさと動きの美しさを追求した傑作を生み出している。
1780年のメゾン設立以来、245年にわたり受け継がれてきた技術とデザインは、時代に合わせて進化し続けている。"感情"、"絆"そして"パリ"といったテーマが存在し、なかでも"自然"は創業以来、メゾンがもっとも大切にしているモチーフとして君臨。ミツバチやハニカムモチーフをハイジュエリーに昇華した「ビー ドゥ ショーメ」コレクション、月桂樹をモチーフにした「ローリエ」コレクション、そして麦の穂をモチーフにした新作「エピ ドゥ ブレ」コレクションなど、ショーメと自然のつながりを感じさせるコレクションは枚挙にいとまがない。
ハニカムをモチーフにした「ビー ドゥ ショーメ」のリングとブレスレットが美しく連なる。
また、ショーメにとって最初のセレブリティ顧客となったナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌは、メゾンの歴史を語るうえで欠かせない存在。彼らにより権力の象徴からファッションへとその存在を進化させたといわれるティアラは、彼らのオフィシャルジュエラーであったショーメがその制作を手がけて以来、ブランドのアイコンとなり今日もロイヤルファミリーをはじめ世界中の顧客から愛されている。
1908年に製作された、翼をモチーフにしたティアラ。熟練の職人によってカットされたブルーエナメルがダイヤモンドの線と調和し、羽根の繊細な感情を描き出している。
大阪・関西万博2025での今回のエキシビションには、そんなショーメのDNAである自然をモチーフにした歴史的なティアラから、現代的なスタイルへと進化した自然をモチーフにした作品まで観賞することができる。閉幕前にぜひ本エキシビションへ駆けつけたい。
日本の伝統と職人技に敬意を込め、和紙で精巧につくられたハニカムモチーフが無限に連なり光を浴びる、荘厳な空間。「ビー ドゥ ショーメ」コレクションの作品も展示されている。
1811年にナポレオン1世の命を受けて製作された「麦の穂」のティアラ。オールドカットダイヤモンドをふんだんにあしらった9つの麦の穂は取り外すことができる。
さらに、本エキシビションの開催を記念して、ロンドンを拠点に活動するイラストレーター、foxcoとのコラボレーションを実施中。10月13日まで全国のショーメブティックでは顧客登録をした人にオリジナルステッカーをプレゼントしている(ステッカーは予定数がなくなり次第終了)。また、ショーメ公式LINEアカウントのお友だち限定でオリジナル壁紙の配信も開始。どちらのイラストもメゾンの自然主義を体現するミツバチとハニカム(ハチの巣)がモチーフになった「ビー ドゥ ショーメ」コレクションがインスピレーション源となっているので、こちらにも注目して。
会期:〜2025年10月13日(月、祝)
会場:大阪・関西万博2025 フランス館
開)9:00〜21:00
*入場には大阪・関西万博2025のチケットが別途必要。
text: Natsuko Kadokura