心を開いて、あらゆる物事から気づきを得る。
4月の運勢(月運) : 花 - 中森じゅあんの算命学占い
『フィガロジャポン』本誌で大人気だった、中森じゅあん先生の算命学を毎月更新。
中国最古の占星学から読み解いた、主精別の「今月のキーワード」と、全体運、仕事運、恋愛運をさらに良い方向へ導くためのアドバイスをお届けします。
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長年にわたり「中森じゅあんの算命学」に原稿をご執筆頂きました中森じゅあん先生が、2025年5月12日にご逝去されました。連載は2025年5月をもって終了とさせていただきます。謹んで哀悼の意を表します。
2011年4月5日~
5月5日の運勢

今月あなたのテーマは、虚心になって、つまり、自分の考えや価値観、思い込みなどを脇へ置いて、気づくこと、学ぶことに、心を開くことです。でも、あれこれ考えたり、判断したりするという、ごく日常的に行っている〈自己流〉の反応にハマらないことが大切です。無心に(少なくとも)なろうとしましょう。ただ感じられることに開いていると、自然に何かに気づくことがあって、あなたは成長する喜びを、あらゆることやものや人たちから得ることになるという体験をすることでしょう。
Love
あなたが今、フリーな立場だとしたら、それはなぜなのか? どこがいけないのか、何が足りないのか? などといった憶測はしないでください。そして、愛というものを広く深いところから感じよう、学ぼうと決めてみましょう。誰も悪くありません。カップルの人は相手からもっと愛されることを求めているとうまくいきません。不足感がもしあったら手放して、ただ愛すれば、もっと幸せになります。
Career
あなたの仕事に関するあなたの思い、考え、希望、何であれ、自分の心の中を静かに見つめてみましょう。それがポジティブなものであれ、ネガティブなものであれ、正直に眺めてみることです。すると、もし、仕事でうまくいっていないパートがあるとしたら、その理由や原因に自分で気づくことができる月です。本当に気づいてそれを受け入れて改善するなら、仕事運が変化します。
Attention
注意日は、4/5、15、16、25、26、5/5。
花のあなたはこんな人
野に咲くかわいい花、華やかな大輪、どんな花でも、人々の心や目を楽しませてくれます。そんな花の精が、あなたの本質です。算命学では、花は女性の理想とされていますが、それは、思いやりがあってやさしいだけでなく、内面には強さをもっている外柔内剛の典型だからです。人あたりがソフトで自然で、人を惹きつける魅力の持ち主。どんな人とも調和していけるので、友達が多い自然な社交家です。かといって人の考えの言いなりになるわけでもなく、集団やグループ、組織の中では、統率力を発揮できます。種から花が咲くまで月日がかかるように、おっとりとしてスローテンポ、多くの人々の中で輝くのが本質なので、孤立とは無縁の人生です。
花の有名人
イヴ・サンローラン(デザイナー)1936/08/01
サンドリーヌ・ボネール(女優)1967/05/31
パトリス・ルコント(映画監督)1947/11/12
ビヨンセ(ミュージシャン)1981/09/04
マドンナ(ミュージシャン)1958/08/16
吉田都(ダンサー)1965/10/28
Horoscope : Juan Nakamori / Illustlation :Maggie Prendergast
中森じゅあんプロフィール
鬼谷算命学が専門の占い師。バイオシンセンス・ボディサイコセラピスト。占い師としてのキャリアは20年。また、フリーランスのコピーライターとしても27年の経験をもつ。算命学のほか、ワークショップ講演、エッセイや詩の執筆など幅広い分野で活躍中。著書は『鬼谷算命学』(三笠書房)、エッセイ集『幸福の扉を開きなさい』(PHP文庫)、詩画集『天使の愛』(講談社)ほか多数。