2011年上半期、水瓶座は、12星座中もっともヴィヴィッドに「時代の変化」を感じる星座といえそうです。過去7年間、そして過去12年間というふたつのサイクルが終了するのを、一番ダイレクトに感じる星座だからです。長期間にわたり、水瓶座の世界には、いわば、ある大きな工事現場が設営されて、急ピッチで大規模な作業が進められていました。このあいだ、つねに「作業中」だったので、一体どんなことが起こっていたのか、全容は掴めなかっただろうと思うのです。おそらく「何か大きな変化の流れの中にいるけれど、どこに向かっているのかわからない」という漠然とした思いが、つねに貴方の中に渦巻いていたのではないでしょうか。2011年から2012年にかけて、この現場での作業は完了し、中を見えなくしていた足場やシートは取り除かれます。ここで、視野はしゃきっとクリアになり、今まで見えなかった自分の力や方向性が、ハッキリ確認できるようになります。 この時期は、コミュニケーションが活発になり、フットワークも軽快さを増します。旅先で自分に起こった変化を俯瞰できるかもしれませんし、自分の価値観や認識が変化したことを、いろいろな人との対話を通して、自覚できるかもしれません。 追い風によって広がる。 1月からかなり忙しそうです。自分から手を挙げて挑戦するテーマがあり、2月まで一気に走り抜ける！というイメージです。人から声をかけられることが増えますし、自分からも多くの人に話しかけることになります。 3月は「弾みがつく」タイミングです。自分が進めていることに意外な方角から追い風が吹き、それによって活動のバリエーションが広がります。4月はコミュニケーションがもたつきそうですが、じっくり腰を据えて何度も話し合いを重ねることで、信頼関係は むしろ強まっていきます。5月になると「仲間」の存在に光が当たり、これ以降、活動の土台となるベースキャンプを構築するプロセスに突入します。

下半期は、「環境」にスポットが当たります。クリアになっていく視界に、「進みたい方向」を見いだした後、その方向に進むための環境作りを意識するようになるのです。今まで見えていなかった盲点に気づかされ、その衝撃に突き動かされるように自分の立ち位置を構築し始める人も多いだろうと思います。転職したり、引っ越したりと、いろいろなかたちで「自分の居場所」を刷新することになりそうです。夏以降は、過去12年ほどの「謎」を再検証する機会があります。4月から8月上旬に見えてきた世界に、どうやって本格的に飛び込むか、その計画を立てるプロセスが始まるのです。モヤがきれいに晴れ上がるのは2012年ですが、その前に「完了しなければならない段階」が、この下半期のメインテーマとなるだろうと思います。

2011年は、まず3月と、6月から7月、そして12月にポイントが置かれています。2011年の前半の恋愛は「語り合い、理解し合うこと」がテーマです。何らかの学習やお互いの関心分野について語り合うことを通して、距離が縮まる気配があります。もともと、水瓶座のコミュニケーションスタイルは確固としており、そのペースや内容をやりとりによって崩されることはほとんどありません。ですがこの時期は、話し合ったことが心に深く浸透し、思いの受け取り方や感情表現の方法を、おおいに変化させていくことになりそうです。初夏は機動的な雰囲気があり、カップルはアクティブになりますし、フリーの人は出会いに恵まれやすいはずです。12月、心が愛に強く揺さぶられるような流れが生じ、誰かとの距離がぐっと縮まるかもしれません。

朗報が飛び込んできて、何かが始まる。

物理的な制約から解放されるとき。

モヤがさーっと晴れて、光が射し込む。