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2013年かに座の運勢(年運) - 石井ゆかりの星占い

情緒ある文体でつづられる12星座占いが大人気の石井ゆかりさんによる星占い。
「フィガロジャポン」本誌（毎号20日発売）で好評の星占い「星の伝言板」を2018年の12月分まで掲載。2019年1月以降は、「フィガロジャポン」本誌をご覧ください。
毎月1日に更新、石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの伝言コラム」はこちらから。

2013年の星占い

かに座　 06.22 - 07.22

「自分」を拡大・拡張する時期の始まり。

2013年は蟹座にとって、自分の「持ち味」をどんどん拡大・拡張していく年と言えます。これまではどこか、身近な人や周囲の人たちの都合に合わせて、自分の時間や労力を「割いて」いたところがあったのではないかと思います。この動きは年の前半まで続いていくのですが、初夏にこの流れがぐっと切り替わり、いきなり「自分はどうしたいのか」を鋭く問いかけられることになりそうなのです。自分が行きたい場所、やりたいことが次々に見えてくる人もいるでしょうし、今まで「誰かのためにガマン」「人の期待に応えるために辛抱」という方針で進んできた人にとっては、一瞬、八方ふさがりのように感じられるかもしれません。「自由」は時に、「迷い」と感じられることもあります。自分で道をつくらなければならない場面では、道は当然「見えなくなる」のです。人の役に立ちたい、必要とされたいという気持ちが人一倍強いのが蟹座の人々ですが、特に2013年後半から2014年前半にかけては「自分は何を必要としているのか」を自問自答し、そこから道をつくらなければならないと思います。自分に「なる」ようなタイミングです。好き嫌いの感情や想像力が、道しるべになるはずです。心の声に聞を澄ませて。

6/22-7/3 生まれの貴方

遠い距離を超えて、異世界を旅する。

　かなり遠くまで行くことになるかもしれません。この「遠く」とは、物理的に離れた場所なのかもしれませんし、あるいは、専門分野が広がったり、新しく活躍の場を得たりする、ということかもしれません。いずれにせよ、今までいた場所からは遠く隔たった、いわば「未知の領域」で活動していくことになります。距離を超える動機は、貴方の冒険心や挑戦の意志、あるいは、真剣な誰かとの愛情関係なのかもしれません。目に見えない力に引き寄せられるように、目に見えない距離を飛び越える人もいるでしょう。時期的にはまず、1月から3月半ばまで、誰かのために犠牲を払うような出来事が起こりそうです。これは2012年から続いている懸案の「仕上げ」です。4月中旬、ごくプライベートな思いが、貴方の社会的な立場を変化させるかもしれません。6月から8月、前述のような「未知の領域への飛躍」が起こりそうです。10月末から11月は、2010年頃から続いてきた爆発的な変容が収束に向けて動きます。　愛情関係については、とても真剣で前向きな時期です。愛について考えなければならないことが非常にたくさんあるだろうと思います。恋愛に追い風が吹くのは6月前半、9月中旬です。

7/4-7/14 生まれの貴方

変化する自分と、永続する愛と。

　人間は、一生変化し続ける生き物です。どんなに「年を取って、もう成長も変化もしない」と思っても、身体の調子も変われば、考え方も少しずつ、変わっていきます。毎日一緒にいる相手でも、いつの間にか別人のように変化しているのに気づくことだってあります。私たちはそんなふうに変化する存在なのに、一方で「永遠の愛」「絆」など、「変わらない関わり」を求めます。この矛盾を追求することになるのが2013年です。貴方は2013年から2014年にかけて、劇的な変化を遂げますがその一方で「変わらぬ愛」を構築するのです。時期的には、3月から5月にかけて、誰かのために犠牲を払うことになりそうです。これは決して悪い意味ではなく、自分が納得するまで誰かの役に立ちたい、という貴方の真心が花開くということで、すでに2012年から続いているテーマです。8月から年末にかけて、貴方は大きな変革期に突入します。結婚や転職や出産や引っ越しなど、人生の転機と言える出来事が起こるような時期なのです。　愛情関係については、「研究の年」と言えます。愛の責任と永続性について、実地で取り組むことになるはずです。恋愛に追い風が吹くのは6月中旬、9月下旬です。

7/15-7/22 生まれの貴方

誰かのために費やす時間、人生の「価値」。

　自分の力を「誰か」のために費やすことになりそうです。これは貴方からすると「当然のお返しをしている」という感触が強いかもしれません。過去にお世話になった人のために、あるいは、心から愛する人のために、精一杯の労力を注ぎ、そこに自分以外の人の生命力を輝かせることができるのです。人生の意味や価値は、しばしば他者の存在や幸福によって与えられます。誰かを幸せにした、という事実が、その人自身の人生に意味を与えることがあるわけです。このような「人生の意義」を充填する出来事が、この年、起こるのではないかと思います。時期的には、まず1月から2月、ひょんなことから友情や愛情が生まれそうです。5月半ばから6月下旬にかけて前述の「誰かのために力を尽くす」プロセスが完了します。時間をおいて、これには不思議な「報酬」が返ってきそうです。10月、社会的な立場に変化が起こったり、大きな成果が出たりするかもしれません。11月から年末にかけて、公私ともに大きな転換期に入ります。　愛情関係については、年の始まりと終わりに、それぞれ強い結びつきが生まれそうな気配があります。恋愛に追い風が吹くのは6月下旬、9月末から10月上旬です。

３つのターニングポイント

6/23

この満月の日に、蟹座に特別な星の形ができあがります。あたかも、自分以外の力で、貴方の人生における重要なことが「自然に」押し進められていくような感じがするかもしれません。

7/8

蟹座で新月が起こります。ゆっくりと、過去を振り返り振り返りしながら、新しい時間に踏み込んでいくようなタイミングです。大切なものを取り戻す人もいるはずです。

7/18

この日の前後数日間、少々特別な時間となりそうです。否応なく大きなうねりに乗せられて進むような、「運命」と呼びたいような不思議な展開が進んでいきそうな時期です。