最終的にはキッチリ片付けるために、あえて床にものを全部出してみる、というのに似た作業を、このところ続けていたかもしれません。全部出して散らかりきったところで、作業は反転して「整理整頓」に向かいます。今週はたとえば、そんな反転が起こるようです。これまで状況がとっ散らかり続けていたのは、最終的な整頓のためだったのだと、今週あたりからわかってくるかもしれません。「底を打つ」という表現がありますが、今週、まさになんらかのテーマが「底を打」ち、上昇に転じるのです。
「これでしっかり片付けていけるぞ」という方向性が固まります。同時に、実際に今週から着々と「片付いていく」ことになるでしょう。苛立ちや混乱の感情に苛まれていた人も、「これから気持ちが落ち着いていくようだ」という反転の兆しを感じられるでしょう。これは、「ここまでが不運で、ここからは幸運」というようなことではありません。前述のたとえの「すべてきちんと片付けるために、一度全部取り出してみる」プロセスでは、前半の段階が「一見混乱して見えるけれど、実は一番重要な作業」なのです。