時間は「貯めておく」ことができません。寝だめや食いだめができないのに似て、どんなに「節約して、とっておこう」と思っても、時間はなかなか、そのようには機能しません。もちろん、スケジュールの中である目的のために時間を「確保する」ことは可能ですが、よほどの優先順位をつけておかないと、他の雑務や遅れたタスクを取り戻すために流用されてしまったりします。「いつかやろう、と思っているくらいなら、今やるべきだ」という意味の警句はいろいろな場で語られます。この時期の蟹座の人々にとっては特に、そうした言葉が役に立ちます。「後で時間のある時にやろう」と思えることは、今すぐやってしまったほうがいいのです。それがどんなに「わたくしごと」であったとしても、です。
この時期、貴方は「自分のために時間を使う」ことが必要なのだろうと思うのです。自分の願いのために、自分の歓びのために、自分の個性のために、時間を確保し、パワーを注ぎ、何かしらの満足を得ることがとても重要なのです。そのための時間を、この時期は人から提供してもらえる可能性もあります。一見、後回しでもよさそうで、実は決して後回しにできない何かが、この時期にはあります。「ワガママでもいい」という強い思いを持つことが、この時期は貴方のためにも、周囲のためにも、必要であるようです。