石井ゆかりの星占い

2022/1/3 - 1/9

しし座

しし座

7.23 - 8.22

新年、「新しい生活が始まる」と感じる人も多いはずです。年末年始は普段とは違う時間の使い方になりがちです。ゆえに「そのあと」に来る「普段の生活」を、年末年始の前の状態に戻すのか、それともまったく新しい生活リズムを試してみるか、を選択できるのではないかと思います。もちろん、生活のリズムやスタイルは一朝一夕に成るものではなく、試行錯誤を重ねながら時間をかけて作り上げていくものなので、年末年始をはさんだくらいでは「刷新」できるものでもないかもしれません。でも、何かしら新しい生活習慣を付け加えたり、無用なルールを撤廃したり、といった変化をつけることが、このタイミングは普段より容易だろうと思うのです。

「新しい生活習慣を作る!」という時、たいていは「もっと健康的に」「もっと効率的に」「もっと『ためになる』ことを」と考えがちです。でも、今年の年初は「もっとラクに、楽しく、おもしろく、美しく、愉快に」生活を変える、という方向で考えてみたいタイミングです。というのも、貴方は今、生活をもっと楽しく、ラクに、笑顔の絶えないものにしたいと考えているはずだからです。自分を締め付けるようなこと、「すき間時間」にあれこれタスクを詰め込んでいくようなことは、この時期の「生活スタイルの変更」の方向性には合わないようです。よりたくさんの遊びがあり、余裕があり、ぼんやりのんびりがあり、夢中になれるものがある。そういう方向で生活を変えるには、この年始はうってつけです。そうすることで失われるものがあるか、といえば、実は、得るものしかありません。仕事や対外的な活動に関してもおそらく、「好影響」しかありません。

人を愛することにも、時間はかかります。「効率的に愛する」という考え方がナンセンスであることを、この年始に実感できるかもしれません。意味がないことに意味があるのが、愛の世界です。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



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