「誰か」が、不思議なインスピレーションをくれそうです。とはいえ、「その人」が意図的に何かを授けてくれるというわけでもなさそうです。貴方の目の前にいる人、あるいは直接・間接に関わっている人がやっていることが、貴方の心にすうっと入り込み、「これだ!」という直観は閃きます。相手の行動はおそらく何気なくて、利他的で、ひょっとすると「無目的」なのかもしれません。貴方はその不思議な、森のざわめきのような動きを感じ取り、自分の心の真ん中に鐘が響くのを聴くのです。
私たちの日常はたくさんの「定型文」のようなものでできています。多くの人は予想ができる動きをしていますし、あらゆることは計画されていて、ルールに従っています。でも、時々、人間はそうした枠組みをはみ出して、ちょっとヘンなことやおもしろいことをし始めます。「枠組み」の中だけで生きている場合、「枠組み」からはみ出したものを目にしても、それらは「ノイズ」として処理され、なかったことにされることもよくあります。私たちは「みていてもみていない」ものに囲まれて暮らしているようなものなのです。でも、この時期は「枠組み」からちょっとはみ出したヘンなことやおもしろいことを、貴方の心が敏感にキャッチします。そして、キャッチしたことがそのまま、貴方自身の創造性となって花開くはずなのです。