「誰かの存在をとおして、時間が一気に過去に戻る」といった現象が起こるかもしれません。なつかしい人と久々に話したり、誰かと古い写真をシェアしたりした時などは、即、そんな状態になったりします。あるいは、かつて親友や恋人と一緒に聴いた音楽をふと耳にしたり、「ソウルフード」の匂いが漂ってきたりした時などは、瞬間的に過去にタイムスリップできます。これらはごく日常的な、ありふれた体験と言えますが、今週起こることはそうした現象の「グレードアップ版」とでも言いたいようなことなのだろうと思います。
ただ気持ちが過去に戻ってセンチメンタルになる、というようなことでは、今週の「タイムスリップ」は収まりそうにありません。心の鍵がガチャンと開けられて、自分でもずっとその存在を忘れていた「開かずの部屋」に、どーんと入り込むことになるのかもしれません。その部屋の中に置きっぱなしにして忘れていたランプを取り出し、何年かぶりに灯をともした時、今見るべき重要な風景が、貴方の周りに拡がるのかもしれません。
私たちは他人の変化には敏感でも、自分自身の変化には、なかなか気がつきません。今週、貴方は自分がどのように変わったのか、そして、今後どのように変わっていく可能性があるのかを、新しい形で捉えることができるようです。「自分は間違っていなかった」と悟る人もいれば、「このままではいけない、方向転換しなければ」と考える人もいるでしょう。いずれにせよ、過去から現在を照らす光が貴方に、自然にそのことを教えてくれるのだろうと思います。または、冒頭の「誰か」が、貴方とともにそのことを考えてくれるのかもしれません。




