「試しに細かく計算し直してみたら、どんぶり勘定とまったく違っていた」といったことが起こるかもしれません。「押入をかき回してみたら、新品同様のアイテムがたくさん出てきた」といった場面もあるでしょう。「自分はこんなものを持っている」「自分はこんな力を持っている」というイメージが、現実の「再計算」「棚卸し」のような作業を通して書き換えられる時なのです。

「これは難しそうだな」と思っていたタスクが、実際に手を動かしてみたら意外に簡単にできるかもしれません。あるいは逆に、「これは簡単にできるはず、自分は得意だ」と思っていたことが、実際にやってみたら全然できなくてびっくり、といったことも起こるかもしれません。「ならば」と練習を始める人もいるでしょう。自分の「手」にどんな力と可能性が詰まっているのか、確かめられるタイミングなのです。基本的にその「力」は、貴方が思うよりずっと大きく、豊かなものであるはずです。