このところの「愛の季節」が、今週を境に少し新しい段階へと進展していくようです。たとえるなら、これまで楽しくデートを重ねる状態だったのが、ここからは一緒に暮らすようなシチュエーションが増えていく、といった展開です。これはもちろん比喩的な意味合いですが、文字通りそのようなプロセスをたどる人もいるかもしれません。これまで詩的だったシチュエーションが、少々散文的な方向に進みます。こう書くと味気ないようですが、言わば「夢が現実になる」ような変化なのです。これは、望ましい、うれしいことだろうと思います。
草原や森の美しさに憧れている時は、実際にその場に立った時の泥や虫たちのことは想像できません。夢が現実になると、厄介なことや気になることがたくさん出てくるわけですが、そこにこそ「醍醐味」があるということに、やがて気付き始めます。今週起こる変化において、最初は「こんなのは想像していなかったな」と思えることもあるかもしれませんが、だんだん「これこそがいいんだよ!」と思えてくるはずです。




