長く続けてきている習慣や身についた所作、「これが常識だ」と信じていることも、時間の流れの中で変化を余儀なくされることがあります。あるいは、ある時突然「別に変える必要もないのだけれど、なぜかどうしても変えたい」という気持ちが胸の中に湧き上がったりもするものです。今週、そうした変更を実行する瞬間が訪れそうです。「ずっとこのままなのだろうな」「これは変わらないだろうな」と思っていたことが、ぽんと変わるのです。もとい、「変えることができる」のです。
変化には、向こうからやってくるものと、こちらから仕掛けるものとがあります。今週はどちらかといえば後者、自分の意志で、自分の手で変えていけることがあるようです。とはいえ、この「変更」は、貴方の世界を変えるだけではありません。貴方と関わる人々、貴方を取り巻く世界にも、少なからぬ影響を及ぼすはずです。そもそもこの「変更」を採用するのは、自分自身のためというよりは、「自分以外の誰かのため」なのだろうと思うのです。
何かを変える時、一瞬で変更完了する場合もあれば、「変えるぞ」と決めてからずっとそのためのアクションを重ね続けて、一定の時間が経ってはじめて「やっと変わった!」となることもあります。今回は、複合型です。この瞬間に象徴的な変化が起こるとともに、長期的な変化がスタートするのです。
さらに、今週の貴方の選択によって、過去に起こったことの意味もまた、変わるかもしれません。たとえば「あの時、あれを選んだのは失敗だった」という評価が、「あの時あれを選んでいたからこそ、今このアクションを起こせる」というふうに変化するのです。過去の暗い出来事が今、新しい輝きを放ち始めるようです。