大きく動いてゆく状況の中で、何もせずにいれば「手の出しようがない」と思えるのですが、ちょっとしたことでもコミットしてみると、意外なほど受け入れられ、意見が通り、それが反映されます。また、レスポンスやフィードバックも、驚くほどたくさん受け取れます。
「否応なく突き動かされる」「動かざるを得なくなる」ような条件は、今はあまり多くはないのだろうと思います。黙っていれば黙っていられるし、じっとしていればじっとしていられるようです。穏やかに過ごしたい人にとっては、豊かで自由な時間と感じられるでしょう。
一方、「何かしたい」と思う人は「何をするかを慎重、厳密に検討する」ことに、多分、あまり意味がありません。なんでもいいから何かボールを投げてみて、そこに返ってきたものを受け取ってはじめて、「どうすべきか」の手掛かりが得られる感じがあるのです。
たいていのことはすくいあげてもらえて、結局、うまくいきます。