石井ゆかりの星占い

2021/10/25 - 10/31

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
先週に引き続き、今週も明るい雰囲気の12星座別週報になりました。水星は先週順行に戻り、9月半ばから天秤座に位置している火星が、30日に蠍座へと抜けます。9月半ばからの「(少々ややこしい)勝負」が、今週いっぱいで一段落する、というイメージになります。なぜ「少々ややこしい」かというと、基本的には「愛と平和の星座」である天秤座に、「闘いの星」火星が位置していたからです。軍人が舞踏会の大広間に入ってきたようなイメージ、などと説明されることもありますが、「闘いたいけど、闘いにくい」「闘っているんだけど、どうもそう見えない」「ストレートに闘えない」「闘いの本質が見えにくい」ような状態だったと解釈できるわけです。奇しくも日本では衆議院解散総選挙の投開票が31日、「ややこしい闘いの終わり」は妙に符合する感じがあります。

射手座の金星は水瓶座の木星と60度を組みます。ベネフィック同士の優しい盛り上がりが感じられる形です。射手座も水瓶座も、自由を希求する、視野の広い世界です。「自分さえ良ければいい」というような狭い価値観ではなく、「世の中はどうあるべきか(水瓶座)」「真に善い生き方とはどんな生き方か(射手座)」「人は人生において何を目指すべきか(射手座)」「真理はあるか(射手座)」「未来はどんな世界であるべきか、真の平等はどうすれば実現できるか(水瓶座)」といった限りなく大きな価値観を担うのが、この2星座なのです。ベネフィックは「何に価値を置くか」を指し示します。今週の「ややこしい闘いの最終段階」で、世の中の多くの人は「社会や未来といった広い視野における、より善きもの」を探そうとしている、ということなのかもしれません。

火星が週末に蠍座に移動すると、「戦いが終わる」のかというと、実は逆です。蠍座に入った火星は一転して勢いを増し、今度は「わかりやすい、ストレートな闘い」「ガチの勝負」に入ることになります。蠍座はもともと火星が支配する、「もうひとつの、闘いの星座」なのです。ちなみに、闘いの星座と言えば牡羊座ですが、牡羊座と蠍座の「闘い」の違いは、こちらでいろいろ考えてみました。
https://note.com/ishiiyukari/n/nc6b865525c3d

少々フライングですが、来週は雰囲気がガラッと変わります。今週はどこか「9月からの流れの、大詰め、最終段階、仕上げ」的なイメージが濃いタイミングです。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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