石井ゆかりの星占い

2022/1/3 - 1/9

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
この記事がアップされている本日は大晦日ですが、早くも(?)1月3日からの占いです。年明けは世の中的に盛大な「スタート」のタイミングなのですが、今年は1月3日が山羊座の新月ということで、より「心機一転!」感を生かしやすいかもしれません。

特に、この新月は牡牛座の天王星とトラインを組んでおり、新鮮な展開、突発性、改革や自由への第一歩を感じさせます。地の星座は「価値観」と関係が深い世界ですが、「何に価値を置くか、何を求めて生きるか」というポイントが、この年明けに刷新される人も、もしかしたら少なくないかもしれません。

牡牛座の支配星である金星も今、山羊座に長期滞在中で、新月のすぐ側にあり、冥王星とも並んでいます。金星も冥王星も、何かを「欲しい」と思う気持ちと関係が深い星です。何か新しいことを始める時の「動機」はいろいろありますが、この年明けはあまりストイックな動機よりも、「これが欲しい!」「これが好き!」「これおもしろい!」みたいなプリミティブな感動のほうが、現実的なアクションのストレートな動機となりやすいかもしれません。愛すること、楽しむこと、芸術など、美を追求すること。そうした動機のもとに「何かを始めよう」と動き出せそうです。

水星と土星が水瓶座で揃い踏みしており、ここは非常にきりっとしています。論理的で、視野が広く、理想主義的で、シャープです。水瓶座的理想は現実からかなり遊離してしまう場合も多いようなのですが、今は土星がドシッと、文鎮のように鎮座しており、水瓶座的理想が目の前の現実にしっかり「食い込んでいく」感じがあります。論理的理想、社会的正義を真面目に語っていくことが、ベタな現実に確実に影響を及ぼす、という形なのではないかと思うのです。

中期的に見れば射手座火星、魚座木星・海王星が目立つタイミングではあるのですが、今週の星の動きは、どちらかというと2020年、2021年に起こったことに新しいスポットライトが当たっている、という印象もあります。過去2年の中で下してきたさまざまな判断の善し悪しをたぐりよせながら、「その先の物語」を繋げていくような作業が今、進展しつつあるのかもしれません。「後になってみなければわからないこと」を今、あらためて認識しつつ、「では、今度はどうするか」をリアルに決めていける時間となりそうです。

今週はそんな感じです。

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

いいモノ語り
いいモノ語り
パリシティガイド
Business with Attitude
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories