石井ゆかりの星占い

2022/1/10 - 1/16

今週の空模様

明けましておめでとうございます!
今年最初の週報更新です。2022年の年間占い(年報と呼んでおります)が更新されております、無料で読めますので、未読の皆様はぜひどうぞ!

射手座に位置している火星が魚座の海王星とスクエアを組み、自由な精神の熱い解放、というイメージが湧きます。年明けはやる気が出てくる人も多いと思うのですが、この形から感じられる「やる気の熱さ」は、尋常なものではありません。燃え上がる情熱を押しとどめるものがない!という感じです。ただ、魚座海王星は「感染」を象徴するという解釈もあり、射手座火星で「燃え広がる」という意味合いになるのは、ほんとに避けたいなと思います。

水瓶座に入っている水星は14日から逆行を開始、2月4日まで続きます。
天王星とスクエアの位置関係にあり、この配置は2021年の奮闘・葛藤の振り返りを思わせます。過去の経験の蓄積を役立てる、そして未来を変えていく、という形とも読めます。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」のが人間の常ではあるのですが、水星、側にいる土星、そして天王星は、知恵や科学技術、人間の理性を象徴する星々です。シャープな知恵で、困難な状況に立ち向かえれば、と思います。

水星が逆行する時期は、コミュニケーションや交通に関して混乱が起こりやすいとか、想定外のことが起こりやすい、計画が変更になりやすい、などとされます。一方で、失くし物が戻ってくる、なつかしい人と再会できる、などとも言われます。私は個人的に「人間には見つけられないルートに、ヘルメスが導いてくれるタイミング」と思っています。人間が頭で考えるプランやルートには、やはりどこか行き届かないところがあって、そのミラクルな解決方法を、ヘルメスがその場で教えてくれるということなのかな、と思うのです。なので、「自分が決めたこと」にこだわらず、その場その場の状況に集中して対応することで、「本来あるべきルート」をたどれる時なのだろうと考えています。

行き先を告げられないまま、信頼できる人に「どこかへ連れて行ってもらう」のは、ワクワクする楽しい体験だと思います。水星逆行というのは、たぶんそんな時間帯なんじゃないかな、と最近、思っています。

ちなみに、水星は水瓶座・山羊座では割と調子がいいイメージがあります。両星座の支配星である土星は、水星とは「なかよし」とされているからです。友だちの家にいるようなものだろうな、と思います。水星は知性、土星は理性の星なので、確かに、なかよしっぽいですよね。なので、ここでの逆行は、「混乱」具合はそれほどでもなくて、考えが深まったり、解釈があらたまったり、軌道修正ができたりする、けっこう利用価値の高い時間なのではないかなと想像したり、しています。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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