石井ゆかりの星占い

2022/1/31 - 2/6

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週は始まり!感がとても強いタイミングです。
先週も、火星の山羊座入りで切り替え感があったんですが、先週末に金星順行、今週1日に水瓶座新月、そして4日に水星順行と、「前向き!前向き!」みたいな動きが重なっていて、さらにフレッシュです。迷いが吹っ切れる感じ、トンネルを抜け出す感じ、混乱が正常化していくような感じがあるんじゃないかと思います。

金星は去年の12月19日から山羊座で逆行を続けており、1月29日に順行に戻りました。水星は1月14日から逆行していて、2月4日に順行します。順行から逆行、逆行から順行の切り替えは、その日ジャストというよりは、数日前から「なんか風が変わってきたな」という感じがあるような気がします。気のせいかもしれませんが。なので、1月末から2月頭にまたがるこの時期、「1月中はモヤモヤしていたけど、なんだかスッキリしてきたぞ」という気持ちになれるのではないかと思うのです。

1日の水瓶座新月は土星と重なっています。水瓶座土星はオウンサイン、強い配置です。土星は長い時間を扱う星なので、ここに新月が重なると「長期的なテーマのスタート」というイメージが浮かびます。また、土星が水瓶座入りしたのは2020年なのですが、2020年から時間をかけて取り組んできたことについて、ここで「仕切り直し」ができる、という感じもあります。マイルストーン的な場所、折り返し地点的な場所と考えることもできるかもしれません。土星が水瓶座を出るのは2023年3月なので、ここから来年3月までに「建設完了」させていく、というスケジュール感を持つ人もいるんじゃないかなと思います。

山羊座に4星が集まっている今、2021年11月からの一連のプロセスがクライマックスを迎えていて、とても忙しい人が多いんじゃないかと思います。山羊座は実務的な、現実的な星座ですし、社会的、組織的、集団的な星座でもあります。ただ、責任や義務を司る一方で、牧神パンと関連付けられている山羊座は、非常にクリエイティブで、どこか「破滅的」なほどのエクストラガバンツァを実現する星座でもあります。山羊座の世界観には、「反動」が常に、光のもとの影のように内包されていると思えるのです。この時期は特にその「反動」的な雰囲気が強く感じられるのかなという気もします。山羊座の火星は「将軍」のイメージ、集団的な闘いを連想させます。ただ、この場所を支配する土星は未来と自由の星座、水瓶座に位置していて、どこかに未来への新しい出口があるということも、希望できるように思われます。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



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