石井ゆかりの星占い

2022/2/7 - 2/13

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
山羊座に水星・金星・火星・冥王星の4星がぎゅっと集まっています。来週には水星が水瓶座に抜けてゆくので、この集合状態は今週がピークです。明け方の東の空には明けの明星の近くに火星や水星も見えていて、とても美しい光景となっています。山羊座は活動宮で地の星座、現実的かつ能動的な世界です。ここに星が集まっている今、多くの人がとにかく「現実的に行動を起こしていて、忙しい」状態なのではないかと思います。頭で考えているだけとか、人任せとか、そういった発想になりにくいだろうと思うのです。もとい、山羊座は「社会集団、組織、支配関係」を象徴する場所でもあり、「みんなの後についていこう」「長い物に巻かれよう」といったスタンスもでてこないわけではありません。でも、今はあえて「自分の人生の支配者は、自分だ」という思いを強くするほうが、多くを得やすいのではないかと思うのです。

1月中「動きそうで動かない」「盛りだくさんのタスクの前で一時停止」のような状態だった人は、今週一気にスピードを上げて動いていけるでしょう。1月中に逆行していた水星や金星も、先週順行に戻ったため、どんどん勢いが増していくのです。火星も、勢いそのもの!の星ですから、もう少しロングスパンで考えると去年の11月頃からじわじわ始まっているミッションが、ここにきてトップスピードまで上がっていく、という展開になるのではないかと思います。月も膨らんでいくフェーズで、勢いがあります。短期的にぐっと成長していくものがある時です。

ただ、能動性や意志、主体性を象徴する太陽は、水瓶座でちょっとふんわかしています。合理的思考や意志の力で物事をコントロールしよう!というスタンスは、ややつまずきやすいところがあるかもしれません。12星座別の占いでも「アタマよりハートで!」みたいな表現が頻出したのですが、水星も冥王星と重なっていて、「思考」がどちらかといえば水面下で作動している感じがあります。むしろ、情熱や愛、感覚といった非理性的・合理的機能のほうが、この時期は信用できる感じがあるのかなと思います。

頭で考えた答えと、心身の語る答えとが食い違う時、私たちは「違和感」を抱きます。今週はその「違和感」が、割と重要なタイミングなのではないかと思います。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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