こんにちは、石井ゆかりです。
3月6日から火星と金星が水瓶座で土星と同座していましたが、先週金星が、そして今週15日に火星がそれぞれ魚座に移動します。土星との同座がはずれて、ちょっとふわっと緊張が和らぐかもしれません。特に先週は火星と土星のコンジャンクションのピークがあり、非常に鉄火な雰囲気だったので、今週は緊張から緩和への振り幅がとてもビビッドに感じられるのではないかと思います。
2022年の一大テーマを担う魚座には現在木星と海王星と金星、さらに今週火星が入って4星集合、いよいよ盛り上がってきました。2021年の終わり頃から新たに取り組み始めたことがある人は、ここから5月に跨がってひとつのクライマックスに入ります。ここでは「切り分け」があまり通用しません。たとえば、公私の切り分けとか、部署の切り分け、ルールによる切り分けなど、普段なら境界線がはっきりしていることでも、この時期だけはその境界線がぐらぐらに、曖昧に、ゴチャゴチャになる感じがあるのです。混乱した状況に四角四面な普段のルールを当てはめても、混乱が収まるどころか、かえって新たな混乱が生まれかねません。その場その場の場当たり的判断であっても、それが現実と、そこにいる人々の心情に即している限り、「正解」となる可能性の高い時期です。
水星は11日に牡羊座から牡牛座に移動し、ふわりとした落ち着きが感じられます。ここから6月前半に跨がって、腰を据えてじっくり取り組むべき課題が出てくるかもしれません。牡牛座はマイペースな星座ですが、さらにこのあたりで水星が逆行に向かい、減速していきます。先を急ぐことより、踏み止まって見つめることに軸足が置かれる時です。
17日、天秤座で満月が起こります。この満月は土星、冥王星とアスペクトを結び、長期的なテーマに深く根ざした「達成」を感じさせます。10年、20年といったスパンで展開してきたことに、天秤座的なひとつの「合意」がもたらされる、そんなタイミングとなるかもしれません。
12日には海王星と木星がコンジャンクションのピークを迎えます。魚座の「救済」というテーマを多くの人が、少し驚きを伴うような形で体験することになるのかなと思います。「自分はここまで」「自分の考え方・立場性はこれだ」というような既存の自己規定を捨てることができた人ほど、スケールの大きな真実を掴めるのではないかと思います。魚座は、たくさんの古い荷物を背負っていくような世界ではないからです。ある瞬間にすべてをふり捨ててまったく別の世界へと躊躇なく飛び込んでいくような、非常に深い「信」の直観に貫かれた星座が、魚座なのだと思います。
今週はそんな感じです。




