石井ゆかりの星占い

2022/5/9 - 5/15

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週は10日の水星逆行開始、そして11日の木星移動と、ビビッドな動きが重なるタイミングです。先週の日食もハデだったので、このゴールデンウィークをはさむ一連の時間帯が「境界線」のようなイメージになっています。

10日、双子座の水星が逆行を始め、23日に牡牛座に引き返した後、6月3日に順行に戻ります。水星は双子座でオウンサイン、パワフルな場所での長めの滞在で、じっくり学ぶこと、時間をかけて話すことが促されるかもしれません。私たちは常に、少し過去のことを再解釈しながら生きているようなところがあります。リアルタイムではネガティブだと感じたことも、後になってみれば「あれで大正解だった!」となることもよくあるものです。この時期はそうした「再解釈」を、未来のために建設的な形で重ねていけるかもしれません。また、他者との意識合わせ、誤解の解消なども、このタイミングでは試みやすいかもしれません。

11日、木星が魚座から牡羊座に移動します。10月末から12月に、木星は再度魚座に戻りますが、大まかに言えばここから2023年5月にまたがって「牡羊座木星タイム」です。牡羊座はスタートの星座、闘いの星座です。今は「闘いの星座に、拡大の星木星が入る」という動きは、言葉だけ見ると本当に気が重くなるようなイメージです。でも、人間の「闘い」には、たとえば自分自身との闘い、困難な状況を変えるための闘い、理想を実現するための闘いなど、もっとスケールの大きなものもたくさんあります。木星が牡羊座に入り、「戦況」が世界の多くの人々にとって喜ばしい方向へと変わっていくことを、大吉星・木星に祈りたいと思います。特に、今木星が牡羊座に入ると、すでに魚座に位置している火星とミューチュアル・リセプションの形が出来上がります。魚座の「救済」というテーマと、牡羊座の「闘い」というテーマが連動し、新しい流れが生じる可能性もあると思います。

牡羊座はスピード感のある星座で、ここに2星が集まる一方、双子座水星は逆行を始め、こちらは「減速」の印象です。一気にスタートダッシュを切れるかと思ったらちょっと肩透かし、後戻り、みたいな感じもあるかもしれませんが、長い距離を行こうとする時ほど、出発は緩やかなものになります。「これからやっていきたいこと」をできるだけロングスパンで捉えると、その入り口である今現在やるべきことが、おおらかな形で見えてきそうです。焦らず、急がず、柔軟に行きたいタイミングです。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



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