石井ゆかりの星占い

2022/9/12 - 9/18

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
満月明けて、今週は「欠けてゆく月」のフェーズとなります。先週から水星は天秤座で逆行しており、金星も乙女座に入っていて、どこかゆったり、もったりした雰囲気に包まれています。同じことを何度も繰り返しているような、ひとつの場所で立ち止まっているような気分でいる人も少なくないかもしれません。とはいえ、この時期は決して「何も起こっていない」ワケではありません。物事の細かい「変成」が進んでいる、システムの内側の改変が起こっている、という雰囲気があります。立場性、役割分担、細かい関係性の変化が水面下で、化学反応のように展開しているイメージがあるのです。

今週おもしろいのは、金星が双子座火星とスクエア、水星が牡羊座木星とオポジションを形成するところです。ちょっとゴチャゴチャした、さくさくいかない2星(逆行水星・乙女座金星)が、さくさくバキバキした2星(牡羊座木星・双子座火星)とハードアスペクトを組んでいるのです。もたついている一方を、勢いのあるもう一方が引きずっていこうとしているような感じもしますし、または、勢いのある側に、もたついている側が「いや、そんなに先を急げばいいというもんじゃないでしょう」と抗議しているようにも見えます。それでも、この組み合わせにはある種の親和性があって、話が通じやすいところもあります。知の星は知の星と、愛の星は情熱の星と、それぞれ組んでいるわけで、一種の「盛り上がり」は感じられるのです。愛と情熱は燃え上がりますし、議論は盛り上がります。その活性化の中で、普段隠れているさまざまな矛盾や思い込みなどが解体されていく、ということなのかもしれません。画一的な、ステレオタイプな理解の枠組みをぶち壊して、より純粋な原点回帰を行い、もっと自由になる。たとえばそんなプロセスが、内側でぐるぐると展開していくのかな、という気がします。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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