石井ゆかりの星占い

2022/10/17 - 10/23

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週も天秤座に金星、太陽、水星が集まって、風の星座に5星、風が強く吹いている状況と言えます。多くのコミュニケーション、交渉、相談、議論が湧き上がり、たくさんの人が自分の意見を打ち出して、とても賑やかな状況になりそうです。

論理的な議論は一見、理屈の輪の中をプレーンに進んで行くように見えますが、実際にはそれを語っている人の心にある「気持ち」「感情」「エモーション」が論理の方向を決めています。天秤座の金星・太陽が、今週は魚座海王星とインコンジャンクトし、火星のトラインから冥王星のスクエアへと向かいます。一見ドライに見える対話、技術的な話、法的な解釈とか定義、論理のやり取りに見える話も、実際には深い感情の根を持っていて、思いから思いへと熱く突き動かされているにすぎない、ということなのかもしれません。

海王星や冥王星の「思い」は表にハッキリと現れない分、「その理屈がどういう欲望、感情によって展開されているのか」が見えづらい部分はあると思うのですが、それでも、金星と太陽がそこに光を当てることになるだろうという気がします。

金星と太陽は週末23日、揃って蠍座へと移動します。これまで金星が強く、太陽が少々弱い状態だったのが、一転して太陽が復調し、金星が弱まるというシフトが起こります。これまでなんとなく物事をコントロールしにくかった人は、週末以降、制御感が強まるかもしれません。

新月に向かって月が細くなってゆく時間の中で、バラバラに膨張していくだけに見えた議論が徐々にひとつのまとまった力へと束ねられていく、というイメージも浮かびます。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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