石井ゆかりの星占い

2022/10/31 - 11/6

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
先週末に木星が魚座入り、水星が蠍座入りして、一気に水の星座に5星が集合しました。今週3日から5日朝くらいまでは月も魚座で、6星集合となります。このところ水の星座が手薄だったので、今週に入ると「ジャブジャブ」の状態となり、とてもビビッドなコントラストを感じます。水の星座は感情、共感、帰属意識などを象徴するとされ、「最終的に物事が行き着く場所」でもあります。これまでごく冷静に、合理的に、タテマエを大事に進められてきたゲームが、いきなりゲーム盤をひっくりかえして怒鳴り合いになる、といったようなイメージも湧きます。どんなだ。エモーションがちゃんと表に出ることで、「なんのために今までややこしいゲームをやってきたのか」というその本質が、むきだしになるのです。

どんなに冷たい数字も、どんなにシャープな論理も、「なんのためにそれがあるか」と言えば、人間の心の納得や満足のためです。意欲であれ欲望であれ恐怖であれ緊張であれ正義からの怒りであれ、何かしら心の動きがないところでは、人間は多分、何もしません。そして、心の満足がなければ、物事は決して「ゴール」に辿り着きません。人は他人の心を見るまでは決して納得しませんし、自分自身の心が落ち着くまでは、最終的な場所に辿り着いたとは認識しないのです。そういう意味で、今週は「なんのために?」とか「どうなればゴールなのか?」といったことが、普段よりむきだしに、わかりやすく見えるだろうという気がします。

愛の物語、人と人との関わりの物語も、今週は勢いよく進展していくでしょう。これまで見えづらかったものが、一気に見えてくる可能性があります。自分自身の感情、エモーション、ハートをちゃんと認識している人ほど、この時期は得るものが大きいはずです。たとえばどんなゲームでも「何を得たらポイントになるか」というルールがわかっていなければ、何がおもしろいのかわかりません。今週は「エモーション」を度外視すると、きっと「何が起こっているかわからない、何がおもしろいのかわからない」という状態に陥るんじゃないかと思います。今まではそれでも大丈夫だったけれど今週はそうではない、ということなのかなと思います。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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