石井ゆかりの星占い

2022/11/7 - 11/13

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週8日、牡牛座で満月が起こります。この満月は皆既月食で、日本各地からも見ることができます。時間も8時頃に最大食となるなど、見やすい月食です。晴れさえすればぜひ、見ていただきたいです。真っ赤な皆既の月はとても印象的で、さらに、暗くなった月が再び光を取り戻す様は、本当に神秘的です。「確かに、ターニングポイントかもしれない!」と心から感じられるはずです。
今回はさらに「天王星食」も起こります。

双眼鏡や望遠鏡があれば、天王星が顔を出す様を楽しめます。月食と天王星食が重なるのはとてもレアです。

星占い的には、この食は「満月とドラゴンヘッド、天王星のコンジャンクション」です。もっと言えば、月の対岸には、太陽のほかに金星と水星も寄り添っていて、さらに水瓶座土星のスクエアが噛んでいる、6星の絡み合う壮大なTスクエア、コンフィギュレーションとなっています。12星座分けの週報もかなりハデハデしい感じになっているのですが、「これぞ、ターニングポイント!」と言いたいような、星の契機がぎっしり詰まった月食なのです。とてもワクワクします。

食は意外な転換点、長期的なサイクルでのスタートラインやピークとなりやすいとされます。今回はさらに「意外性」の天王星が重なっているので、何かしらびっくりすることが起こる感じが強いのです。また、牡牛座の月はそれだけで強力ですし、牡牛座支配星の金星が対岸にぴたりとつけている様子を見ても、物事が連携したり、繋がったりしてある種のイベントが起こる、というイメージが強まります。ランダムに、偶然に意外なことが起こるというよりは、ちゃんとした筋道があり、伏線回収があり、全体としてのまとまった方向性がある中での「突然、意外な転換点」なのです。バラバラなことではなくて、目指してきたもの、経緯があるのです。

蠍座から魚座に集まった星々は、ハート、思い、エモーション、過去からの気持ちの積み上げを象徴しています。気持ちには形はありませんが、牡牛座二星、水瓶座土星は、どちらかと言えば「形があるもの」を示す星と言えるように思います。思いの積み上げが形ある現実に流れ込んで、そこで「ブレイク」が起こる。今週起こる出来事には、そんな意味合いがあるのではないかと思います。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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