石井ゆかりの星占い

2023/2/20 - 2/26

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週は20日の新月からのスタートです。19日の太陽イングレス(暦の上では雨水)直後の新月で、冬の終わりを告げる「黎明」的な雰囲気をはらんでいます。

20日は金星の牡羊座入りもあります。この牡羊座の入り口も「12星座のスタートライン」で、スタート感を強調しています。といっても、金星は牡羊座では少し「持ち味が出にくい」とされており、ちょっと暴れん坊の感じも出てきます。入った先の牡羊座には今、木星が待っていて、牡羊座にベネフィックがそろい踏みとなります。このへんも暴れん坊感があります。「パーティで盛り上がりすぎ、騒ぎすぎている」「先生が退室したあとの、子どもだけになった教室」みたいなイメージです。ベネフィックは「吉星」ですが、楽観や弛緩、放縦もベネフィックの管轄です。

ただ、この弾けまくっている明るい感じは、今多くの人が必要としていることなのかも、という気もします。現在、牡羊座木星「らしく」というのか、何事も戦い、闘い、と追い詰められ気味な雰囲気の中に、陽気で、どこか暢気な金星が乱入(?)するのは、なんとなく衝突の出鼻をくじくような感じがあるからです。金星は愛の星、豊かさの星、美の星などさまざまな象意がありますが、何より「平和の星」とされます。ただでさえ、災害や疫病で苦しむ人がたくさんいるのですから、人間同士はなんとか、平和を目指さねばならないだろうと思うのです。闘いのさなかに入り込む愛と平和の星の輝きに、期待したいところです。

今週は水星もキャラが立っています。天王星とのスクエア、火星とのトラインが組まれ、めちゃくちゃに「もの申す!」感じがあるのです。水星はコミュニケーションの星、天王星は改革、反骨の星、火星は闘いの星です。ガンガン議論して現状を変えよう!という、アツい建設的な雰囲気が感じられます。黙っている場合ではない!という気合いに満ちています。

少々フライングですが、3月は土星、冥王星、火星の3星が動く、2023年の中でもとても大きな節目となっています。その直前にある今は、なんとなく変化への準備を進めている雰囲気があるのだろうと思います。自分個人としての闘いは闘いきっておかねばなりませんし、言うべきことは言いきっておかなければなりませんし、壊すモノは壊しきっておかねばならないのです。そうすれば、新しい時間がきた時、すんなりその場所に新しいものを立て始めることができます。「中途半端にしないこと」が、今週の隠れたテーマなのかな、という気がするのです。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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