石井ゆかりの星占い

2023/2/27 - 3/5

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
少々フライングですが、土星、冥王星の移動直前、なんだか「くるぞくるぞ」的な予感、助走感が強まってくる週だなと思います。

その「くるぞくるぞ」感の中で今週は、ふたつの印象的なコンジャンクションが組まれます。ひとつは金星と木星のコンジャンクション、もうひとつは水星と土星のコンジャンクションです。

金星と木星はどちらもベネフィック、星占い的には似たもの同士のコンジャンクションで、陽気で明るい気分がグリグリ強調されています。夕方の西の空で両者がしっかり寄り添っている姿もみられます。どちらも明るい星なので、晴れた夕方にはぜひ、探してみて下さい。

木星に象徴される2023年前半のメインテーマが、今週ガツンと進展しそうです。このところ一生懸命向き合っていることに明るい光が射し込み、希望が湧いてくるでしょう。ただ、牡羊座の金星は少々まとまりが悪いというか、不器用な面があります。はしゃぎすぎたり、緩めすぎたり、明るすぎたり、といった逸脱はあるのかなと思いますが、そうした逸脱も今は、大切なエネルギーなのではないかという気もします。

水星と土星のコンジャンクションは、とてもきりっとしています。知的で、シャープで、批判精神がビシッと効いています。論理的に「言うべきことを言う」配置と言えます。水瓶座の最終度数でのコンジャンクションで、「考え尽くしてきた」「語り尽くしてきた」というキワキワの最後の段階で決定打を放つ、みたいなイメージも湧きます。

そして重なった後にすぐ、水星は3日、魚座に移動します。水瓶座で土星とコンジャンクションしている水星と、魚座に入って海王星と同座している水星は、数学の論文と文学的な詩、ほどにも隔たっています。でも、ある種の真実をむき出しに語るものであるという点では、両者には通底するものがある、とも言えます。わかりやすいかどうかは別として、非常に純粋で無私・無欲な、清らかな言葉が語られるのです。

週末、土星と冥王星がセミセクスタイルを組みます。3月の移動に向けて、新しい時間をどんなものにするか、最後の打合せをしている、といったイメージが浮かびます。「これまで」を、「これから」のために定義し直すような、そんな作業が必要になるのかもしれません。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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