こんにちは、石井ゆかりです。
少々フライングですが、土星、冥王星の移動直前、なんだか「くるぞくるぞ」的な予感、助走感が強まってくる週だなと思います。
その「くるぞくるぞ」感の中で今週は、ふたつの印象的なコンジャンクションが組まれます。ひとつは金星と木星のコンジャンクション、もうひとつは水星と土星のコンジャンクションです。
金星と木星はどちらもベネフィック、星占い的には似たもの同士のコンジャンクションで、陽気で明るい気分がグリグリ強調されています。夕方の西の空で両者がしっかり寄り添っている姿もみられます。どちらも明るい星なので、晴れた夕方にはぜひ、探してみて下さい。
木星に象徴される2023年前半のメインテーマが、今週ガツンと進展しそうです。このところ一生懸命向き合っていることに明るい光が射し込み、希望が湧いてくるでしょう。ただ、牡羊座の金星は少々まとまりが悪いというか、不器用な面があります。はしゃぎすぎたり、緩めすぎたり、明るすぎたり、といった逸脱はあるのかなと思いますが、そうした逸脱も今は、大切なエネルギーなのではないかという気もします。
水星と土星のコンジャンクションは、とてもきりっとしています。知的で、シャープで、批判精神がビシッと効いています。論理的に「言うべきことを言う」配置と言えます。水瓶座の最終度数でのコンジャンクションで、「考え尽くしてきた」「語り尽くしてきた」というキワキワの最後の段階で決定打を放つ、みたいなイメージも湧きます。
そして重なった後にすぐ、水星は3日、魚座に移動します。水瓶座で土星とコンジャンクションしている水星と、魚座に入って海王星と同座している水星は、数学の論文と文学的な詩、ほどにも隔たっています。でも、ある種の真実をむき出しに語るものであるという点では、両者には通底するものがある、とも言えます。わかりやすいかどうかは別として、非常に純粋で無私・無欲な、清らかな言葉が語られるのです。
週末、土星と冥王星がセミセクスタイルを組みます。3月の移動に向けて、新しい時間をどんなものにするか、最後の打合せをしている、といったイメージが浮かびます。「これまで」を、「これから」のために定義し直すような、そんな作業が必要になるのかもしれません。
今週はそんな感じです。





