石井ゆかりの星占い

2023/8/14 - 8/20

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
16日、獅子座で新月が起こります。金星が絡まり、牡牛座の木星・天王星と90度の位置関係にある新月で、とてもボリューム感があり、パワフルです。水星と火星も乙女座から牡牛座の2星にアスペクトを組んでおり、ここも爆発的な動き、状況を大きく変えるような現実的動きを感じさせる形です。新月は「始まり」のタイミングですが、今回は特に、あやふやだったことがバキッと決定して、ひとつの方向に揺るぎなく動き出す、といったイメージが湧きます。時間をかけて準備されてきたことが一気に前進に転じる感じがあるのです。

ただ、7月末から逆行を続けている金星は、9月頭まで逆戻りし続けています。ゆえに、この段階ではまだ、決まり切らないこと、見えていないこと、保留されている条件などが多々、あるのではないかと思います。また、何かが決まったからといってすぐに動き出す!というワケにはいかないのかもしれません。金星はどちらかといえば、ユルい星です。ゆっくりだったり、ナマケ気味になってしまったり、後回しできるものは皆後回しにしたりする星です。さらにこれは逆行中なので、この時期「ユルさ」が目立つテーマがいくつか、散見されるだろうと思います。
しかしながら! 全体がユルイわけではないのです。というのも、今週は火星と天王星がバキッと120度を組んでおり、その近くに水星も位置しているからです。水星も逆行を前にして減速中ではあるのですが、オウンサインでとても有能です。この牡牛座-乙女座のラインは、爆発的な行動力、物事を伸展させる力、びっくりするような実務能力などを感じさせる形です。決まったことを決まったとおりにやるとか、いつもやっているとおりにやるとか、そういった小さな枠組みに整理された感じは微塵もありません。あくまで「実務」の中で大爆発を見せるような、それが不思議なくらいうまくいくような、そんな勢いがあるのです。

というわけで、今週は「ユルい部分」と「バキバキに進む部分」のコントラストがとてもはっきりしている時間と言えそうです。普段頑張っていることを完全に休んで、別のことに全力投球する!などの選択もできるのかもしれません。
今週スタートラインに置かれるテーマはどちらかといえば「ユルい部分」にまつわることなので、ちょっとややこしいのですが、たとえば「おおかた決まったから、まずメインの所は置いておくとしても、周辺のものだけ一気に片付けちゃおうか!」みたいな感じがあるのかもしれません。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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